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zoom RSS 大河ドラマの空白期間

<<   作成日時 : 2012/01/14 00:00   >>

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 まだ調べ始めたばかりなのですが、幕末・戦国に偏っていると言われる大河ドラマが、じっさいにはどのていど特定の時代に集中しているのか、このブログにて掲載していこう、と予定しています。もっとも、未見の作品が少なくありませんし、初期の作品には、総集編か数回分しか保存されていないものもあるので、ある作品が何年から何年まで描いたのか、厳密に調べるのは難しいだろうとは思います。したがって、大雑把なものになってしまうでしょうが、これで収入を得ているわけではありませんし、公的機関で提示されるデータというわけでもないので、気軽に掲載していこうと予定しています。

 今回は、大河ドラマの空白期間について少し調べてみました。大河ドラマで最古の時代を扱ったのは、10世紀前半を舞台とした1976年放送の『風と雲と虹と』と言ってよいでしょうが、1993〜1994年放送の『炎立つ』(現時点では唯一の複数年にまたがる大河ドラマです)第一部の冒頭で、わすかですが『風と雲と虹と』の舞台よりも古い平安時代初期が描かれています。これは例外扱いにしてもよいと思いますので、基本的に9世紀以前は大河ドラマ空白期と言えるでしょう。

 次に、『風と雲と虹と』の最後(平将門の討ち死に)から『炎立つ』の舞台となった11世紀半ばまでの約100年が空白期間と言えそうです。『炎立つ』第二部の最後の方と今年の『平清盛』の冒頭は時代が重なるので、次の空白期間は、1979年放送の『草燃える』の最後と2001年放送の『北条時宗』の冒頭の間の20年ほどということになるでしょう。舞台となる時代の順番でいうと、『北条時宗』の次は1991年放送の『太平記』となります。『北条時宗』は、時代劇専門チャンネルでの再放送を録画したものの、まだほとんど視聴しておらず、『太平記』のほうは、本放送を全話視聴したものの、20年以上前のことなので記憶が曖昧なのですが、どちらも霜月騒動を扱っているとすると、空白期間はなさそうです。

 『太平記』の次は1994年放送の『花の乱』なのですが、『花の乱』は未見なので、どの年代から扱っているのか、よく分かりません。日野富子の誕生から物語が始まっているとすると、『太平記』から『花の乱』まで80年ほどの空白期間がありそうです。『花の乱』の次は1973放送の『国盗り物語』となります。『花の乱』が最後にどこまで描いたのかよく分からないのですが、日野富子の死の直前まで描かれたとすると、「斎藤道三一代説」を採用した『国盗り物語』との空白期間はなさそうです。

 この後は、大河ドラマでよく描かれている時代なのでしばらく空白期間はなく、次に空白期間があるとすれば、1970年放送の『樅ノ木は残った』と忠臣蔵との間で、10〜20年ていどの空白期間があるかもしれません。その次の空白期間は、1995年放送の『八代将軍吉宗』と幕末ものとの間なのですが、幕末の作品には未見のものが少なくないので、どのていど空白期間があるのか、よく分かりません。ただ、大河ドラマ第一作の1963年放送の『花の生涯』の主人公である井伊直弼の生年(1815年)よりも前を描いた幕末ものはないでしょうから、短くとも60年以上の空白がありそうで、意外と長いな、と思います。この後は、1986年放送の『いのち』の扱った時代まで空白期間はなさそうで、『いのち』は未見なのでどの年代まで扱ったかは分かりませんが、第二次世界大戦後もかなり長く描いたようですから、1980年代?〜現代までが空白期間ということになりそうです。

 大雑把にまとめると、大河ドラマの空白期間は、
(1)9世紀以前
(2)10世紀半ば〜11世紀半ばまでの約100年間
(3)1220年代半ば〜1240年代半ばまでの約20年間
(4)1359年〜15世紀半ばまでの80〜90年間
(5)1672年〜17世紀末までの10〜20年間
(6)1752年〜19世紀前半までの間(60年以上?)
(7)20世紀後半〜現代まで(約30年?)
となります。

 これは、
(2)摂関政治の全盛期
(3)北条泰時の執権期
(4)足利義満〜足利義教までの室町幕府全盛期
(5)徳川家綱政権の末期〜徳川綱吉の初期
(6)江戸の町人文化が花開いた18世紀後半〜19世紀第一四半期
(7)バブル期〜現在
ということになるでしょう。バブル期以降はさすがにまだ大河ドラマの題材とするには新しすぎるでしょうが、その他の空白期間をみてみると、安定しているという印象の強そうな時代という共通点がありそうです。やはり、動乱の時代でないと物語を盛り上げていくのが難しい、という懸念が製作者側にあるのでしょうか。もっとも、安定した時代とはいってもそれはあくまでも印象であり、摂関政治の全盛期にも刀伊の入寇や平忠常の乱などがありましたし、『太平記』の描いた時代の後も30年以上南北朝時代が続き、室町幕府の全盛期にもたびたび騒乱が起きましたが。

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2012/01/17 00:03

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわ

まめに調査してますね、お疲れ様です。(笑)
明治、大正時代の大河はあったんですか?なかったから坂の上の雲が製作されたのかな。
江戸時代は家斉付近が空白のような気がする。というより将軍家そのものを一挙にやってみるとか面白そうだけど。


基本、上記以外の時代小説の原作でヒットを見込めて大衆的な作品がすくないのでしょうね。

禅宗僧侶が主役の大河を・・と思うんですがねー。
だーれも見そうにないけど(笑)

江戸時代なら、豪商で遊郭が舞台とか、歌舞伎役者が舞台とか作って欲しいな。
戯作者とか、お札になった偉人とか・・諭吉はいいと思う〜。

あ、これは要望ですね。空白期間とは関係なかった(笑)。
方向も歴史からそれちゃいますね。

みら
2012/01/14 21:57
明治・大正時代を描いたものは『獅子の時代』や『春の波濤』ですね。
劉公嗣(管理人)
2012/01/15 05:01

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