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zoom RSS 新型の万能細胞

<<   作成日時 : 2014/01/31 00:00   >>

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 新型の万能細胞についての研究が大きく取り上げられました。日本では朝日新聞などが大々的に報道しています。『ネイチャー』の今週号には、外界刺激が誘導する体細胞から多能性細胞への運命転換という表題の研究(Obokata et al., 2014A)と、多能性を獲得した再プログラム化細胞における二方向性の発生能という表題の研究(Obokata et al., 2014B)が掲載されています。この新型万能細胞は「STAP細胞」と名づけられました。2年前の4月に研究チームが『ネイチャー』に投稿したさい、じゅうらいの常識を覆す研究だったので、信じられないということで一度は掲載を拒否され、追加の証拠をそろえて再度投稿したそうです。今後の研究の進展と応用が大いに期待されます。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。

細胞:多能性を誘導する新たな手段
 哺乳類の体の大部分を構成する体細胞の運命は、発生の細胞分化過程が完了するころまでには、ほぼ決まっていると考えられている。環境ストレスに応答して起こる再プログラム化は植物では観察されているが、哺乳類の細胞ではこれまで知られていなかった。今回、小保方晴子(理化学研究所ほか)たちによる2編の論文で、意外な再プログラム化現象が報告され、著者たちはこれを刺激誘導型の多能性獲得(STAP;stimulus-triggered acquisition of pluripotency)と名付けている。STAPでは、CD45+造血細胞のようなマウスの体細胞が、一過的に低いpHにさらされることで、多能性状態へと再プログラム化される。STAP細胞の分子的特徴や発生能についての詳細な解析では、これらの細胞が独特な多能性状態をとることが示唆された。また、iPS(誘導多能性幹)細胞の作成には通常、転写因子が使用されているが、STAP細胞はそれに代わる多能性細胞供給源になり得ると考えられる。



参考文献:
Obokata H. et al.(2014A): Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency. Nature, 505, 7485, 641–647.
http://dx.doi.org/10.1038/nature12968

Obokata H. et al.(2014B): Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency. Nature, 505, 7485, 676–680.
http://dx.doi.org/10.1038/nature12969

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新型万能細胞をめぐる報道
 新型万能細胞についての研究は世界で大きく取り上げられたようですが、日本人研究者が中心になったということで、日本ではとくに扱いが大きかったように思います。しかし、日本での報道の在り様について、外国のマスコミは詳しく報道しているのに、「毎日新聞以外は、発見そのものに関する説明は控えめで、業績には関係のない情報ばかりが報道されて」おり、朝日新聞には「発見そのものに関する詳しい説明はありません」と指摘し、日本のマスメディアを痛烈に批判した見解が公表されています。 ...続きを見る
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2014/02/01 00:00

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