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zoom RSS 78万年以上前の人類の足跡

<<   作成日時 : 2014/02/09 00:00   >>

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 まだ日付は変わっていないのですが、2月9日分の記事として掲載しておきます。78万年以上前の人類の足跡についての研究(Ashton et al., 2014)が報道されました。この研究では、イギリスのノーフォーク州ヘイズバラ(Happisburgh)村で発見された人類の足跡について報告されています。ヘイズバラ遺跡については、以前このブログで取り上げたことがあります(関連記事)。その時には「ハピスバラ」と表記したのですが、ネットで検索すると「ヘイズバラ」との表記を見つけたので、今回は後者を採用します。その時のブログ記事でも述べましたが、ヘイズバラ遺跡では78万年以上前のフリント(燧石)製石器が発見されています。

 足跡の年代は100万〜78万年前頃で、アフリカ外では最古の人類の足跡となります。おそらくヘイズバラ遺跡は、現時点ではヨーロッパ北部における人類最古の痕跡になるでしょう。ヨーロッパではこの他に、イタリア南部で345000±6000年前の人類の足跡が発見されています(関連記事)。現時点では、ホモ属と推定される足跡で最古のものは、アフリカで発見された150万年前頃のものとなるでしょう(関連記事)。

 ヘイズバラ遺跡の足跡は河口の海岸線で発見され、砂浜の浸食により露出しました。足跡は12平方メートルの領域で多数発見され、そのうちの一つでは爪先の痕も確認されました。少なくとも5人分の足跡が確認され、足の長さから身長は0.93メートル〜1.73メートルと推定されることから、異なる年代の一団が歩いていたのではないか、と推測されています。この一団は、川縁に沿った干潟上を歩いていたようです。

 ヘイズバラ遺跡では人類化石はまだ発見されていませんので、この足跡を残したのがどの人類種なのか、断定はできません。この研究では、同年代の西ヨーロッパにおける唯一の既知人類種はスペインで発見されたホモ=アンテセソールであり、ヘイズバラ遺跡の足跡から推定される身長はアンテセソールの化石証拠から推定される範囲内に収まることから、ヘイズバラ遺跡の足跡を残した人類種としてアンテセソールを示唆しています。


参考文献:
Ashton N, Lewis SG, De Groote I, Duffy SM, Bates M, et al. (2014) Hominin Footprints from Early Pleistocene Deposits at Happisburgh, UK. PLoS ONE 9(2): e88329.
http://dx.doi.org/10.1371/journal.pone.0088329

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