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zoom RSS 胎児のDNAメチル化に影響する母親の食事

<<   作成日時 : 2014/05/07 00:00   >>

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 母親の食事が胎児のDNAメチル化に影響することを報告した研究(Dominguez-Salas et al., 2014)が公表されました。DNAメチル化はエピジェネティックな現象(DNA塩基配列の変化を伴わない後成的な遺伝子発現の変化)の仕組みの一つであり、大いに注目されている分野と言えるでしょう。この研究は、雨季と乾季で食事がきょくたんに変化するアフリカ西部ガンビア共和国の農村部における調査で、雨季に受胎した乳児が乾季に受胎した乳児と比較して6個の遺伝子すべてでメチル化レベルが高かったことと、母親が受胎した頃に採取した血液から検出されたバイオマーカーを用い、メチル化パターンを予測できることを明らかにしました。ただ、子供の健康と福祉への長期的効果については、さらなる研究が必要と指摘されています。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


医学研究:母親の食事が子どものDNAメチル化に影響する
 受胎時の母親の食事の違いが、子どもの特定の遺伝子におけるDNAメチル化に影響することが明らかになった。この結果は、母親の食事が、その子のDNAに持続的変化を生じさせ、それが、理論的には、子の発達に影響する可能性があることを示している。この結果を報告する論文が、今週掲載される。

 今回、Branwen Hennig、Robert Waterlandたちは、気候変動のために雨季と乾季の食事が極端に変化するガンビア農村部の女性の研究を行った。その結果、この地方の女性が雨季に受胎した乳児が、乾季に受胎した乳児と比べて、研究対象となった6個の遺伝子全部においてメチル化レベルが高かった。そして、母親が受胎した頃に採取した血液から検出されたバイオマーカーを用いて、メチル化パターンを予測できることを明らかにした。

 今回の研究では、子どもに生じるDNAの修飾の原因が母親の食事であることが明らかになったが、このDNAの修飾が、子どもの健康と福祉に対する長期的効果につながるのかどうかを断定するには、さらなる研究が必要となる。



参考文献:
Dominguez-Salas P. et al.(2014): Maternal nutrition at conception modulates DNA methylation of human metastable epialleles. Nature Communications, 5, 3746.
http://dx.doi.org/10.1038/ncomms4746

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