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zoom RSS 腸内微生物叢に影響を及ぼす性差

<<   作成日時 : 2014/08/29 00:00   >>

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 腸内微生物叢の構成に関する研究(Bolnick et al., 2014)が公表されました。この研究によると、腸内微生物叢の構成には食餌だけではなく性別も影響を及ぼしている、とのことです。ただ、どのような仕組みで性差が生じているのか、まだ解明されていないそうです。この研究では、ホルモンまたは免疫機能の性差と結びついている可能性が指摘されています。腸内微生物叢の構成に性差があることは、タンザニアのハツァ族の腸内微生物叢研究でも指摘されていましたが、この時は、性別分業との関連の可能性が指摘されていました(関連記事)。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


【腸内微生物叢】食餌以外に腸内微生物の構成に影響を及ぼすもの

 食餌と性、そして両者間の相互作用が、腸内微生物叢の構成に影響を及ぼすことを報告する論文が、今週掲載される。

 腸内の微生物群集は、特に個体数が多く、多様性が高く、宿主の発達、栄養と免疫を促進する。食餌は、微生物叢の構成を変えることが知られており、このことは、微生物の組成の変化によって起こる疾患を食餌療法によって軽減できる可能性を示唆している。しかし、食餌の効果が一般的なものか、宿主の遺伝子型に依存しているのかは明らかでない。

 今回、Daniel Bolnickたちは、野生の魚類(イトヨとヨーロピアンパーチ)、飼育下のイトヨ、実験用マウスとヒトのデータを用いて、性別と食餌が脊椎動物の腸内微生物叢の構成において果たす役割を調べた。それぞれの場合に、微生物叢の組成に対する食餌の影響は、雄と雌で異なっていた。こうした影響の根底にある機構は、まだ解明されていないが、Bolnickたちは、そうした機構が、ホルモンまたは免疫機能の性差と結び付いている可能性があるという考え方を示し、腸内微生物叢に関する今後の研究では、消化器系疾患を治療する目的で微生物叢を操作する治療法の開発研究の場合と同様に、性別を考慮に入れるべきだと指摘している。



参考文献:
Bolnick DI. et al.(2014): Individual diet has sex-dependent effects on vertebrate gut microbiota. Nature Communications, 5, 4500.
http://dx.doi.org/10.1038/ncomms5500

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