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zoom RSS ヨーロッパにおける身長とBMIの遺伝的関係

<<   作成日時 : 2015/11/01 00:00   >>

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 ヨーロッパにおける身長とBMI(ボディマス指数)の遺伝的関係に関する研究(Robinson et al., 2015)が公表されました。この研究は全ゲノム関連解析のデータを用い、ヨーロッパ14ヶ国の9416人の身長とBMIの差異について調べました。その結果、身長とBMIに対する過去の自然選択によって各国間の遺伝的差異が生じたことが明らかになりました。平均すると、身長の遺伝的変動の24%とBMIの遺伝的変動の8%が、遺伝的地域差によって説明可能だった、とのことです。

 この研究は、身長を高くする遺伝子の頻度が高いことが、BMIを減らす遺伝子の頻度が高いことと強く相関していることを明らかにしました。これは、平均身長の高い国民が細身の体になる遺伝的要因を持つ可能性が高いことを示唆している、と指摘されています。また、平均的には北ヨーロッパ諸国の人々が他のヨーロッパの人々よりも背が高く、細身である理由も説明できる可能性が提示されています。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


ヨーロッパにおける身長とボディマス指数(BMI)の遺伝的多様性は相関している

 ヨーロッパにおいて国民の身長とボディマス指数(BMI)の平均値が各国間で異なることに対する遺伝的基盤を示唆する論文が、今週のオンライン版に掲載される。この研究結果は、平均すると、北欧諸国の人々が他のヨーロッパの人々よりも背が高く細身である理由も説明できる可能性がある。

 身長やBMIなど数多くのヒトの形質には出身地に基づく差異が見られるが、そうした地域差が形作られる際に遺伝子と環境が果たす相対的役割については解明されていない。

 今回、Matthew Robinson、Peter Visscherたちは、全ゲノム関連解析(GWAS)のデータを用いて、ヨーロッパ14カ国の9,416人の身長とBMIの差異について調べた。その結果、身長とBMIに対する過去の自然選択によって各国間の遺伝的差異が生じたことが判明した。平均すると、身長の遺伝的変動の24%とBMIの遺伝的変動の8%が、遺伝的地域差によって説明可能であった。

 Robinsonたちは、身長を高くする遺伝子の頻度が高いことがBMIを減らす遺伝子の頻度が高いことと強く相関していることを明らかにした。このことは、平均身長の高い国民が細身の体になる遺伝的要因を持つ可能性が高いことを示唆している。また、この新知見は、各国間の遺伝的差異が国民の平均身長の違いに対する1つの説明になる一方で、環境的要因(例えば食事)が国民のBMIの主な駆動要因であることを示唆している。



参考文献:
Robinson MR. et al.(2015): Population genetic differentiation of height and body mass index across Europe. Nature Genetics, 47, 11, 1357–1362.
http://dx.doi.org/10.1038/ng.3401

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