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zoom RSS 農耕開始期までさかのぼるミツバチの利用

<<   作成日時 : 2015/11/29 00:00   >>

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 これは11月29日分の記事として掲載しておきます。人間によるミツバチの利用に関する研究(Roffet-Salque et al., 2015)が報道されました。エジプトなどにおける考古学的証拠から、人間はミツバチを古くから利用してきたことが知られていますが、それがいつのことからなのかは、明確ではありませんでした。この研究は、ヨーロッパ・西アジア・北アフリカの遺跡で発見された6000以上の陶器の破片の脂質残渣から得られた、蜜蝋の存在を示すガスクロマトグラフィーの測定結果を用いて、蜜蝋の利用地点を示す地図を作製しました。これにより、蜜蝋は広範囲にわたって使われ、一部の場所では8000年またはそれ以上にわたり、おそらくは継続的に利用されていたことが明らかになりました。この研究では、人間によるミツバチの利用は、農耕開始初期、もしくはそのもっと前から始まっていた可能性がある、と指摘されています。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


古生態学:前期新石器時代の農耕民によるミツバチの広範な利用

Cover Story:古くからの絆:土器で見つかった蜜蝋の痕跡によって、人類がミツバチ生産物を利用しだしたのは農耕開始時期にさかのぼることが示された

 表紙は、フランスのセヴェンヌ山脈で見つかった、中心部が空洞の丸太の中に作られたセイヨウミツバチ(Apis mellifera)の巣。ミツバチの巣の特徴である環が連なった構造が見られる。ミツバチと人類との付き合いは古く、それは岩絵や古代エジプト絵画、あるいは彫り物にミツバチが登場することや、いくつかの考古学的遺跡での蜜蝋の発見例によって示されている。しかし、こうした関係がありふれたものとなったのはいつのことなのだろうか。今回M Roffet-Salqueたちは、土器に残存している脂質残渣から得られた、蜜蝋の存在を示すガスクロマトグラフィーの測定結果を使って、新石器時代のヨーロッパ、近東、および北アフリカ各地に広がる蜜蝋の利用地点を示す地図を作った。蜜蝋は広範囲にわたって使われており、一部の場所では、8000年またはそれ以上にわたり、おそらくは継続的に利用されていたことが明らかになった。従って、ヒトとミツバチの付き合いは、農耕開始初期、もしくはそのもっと前から始まっていた可能性がある。



参考文献:
Roffet-Salque M. et al.(2015): Widespread exploitation of the honeybee by early Neolithic farmers. Nature, 527, 7577, 226–230.
http://dx.doi.org/10.1038/nature15757

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