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zoom RSS マダガスカル島以外の冬眠する霊長類

<<   作成日時 : 2016/01/04 00:00   >>

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 これは1月4日分の記事として掲載しておきます。マダガスカル島以外に冬眠する霊長類が生息している可能性を報告した研究(Ruf et al., 2015)が公表されました。冬眠は、24時間を超える長さの休眠状態(体温と代謝活性の低下)の発生と定義されています。これまでに、マダガスカル島のキツネザルが冬眠すると報告されており、霊長類の冬眠はマダガスカル島に限定されている、と考えられていました。この研究は、ベトナム北部の屋外の囲いで飼育されている5匹のピグミースローロリスの深部体温を秋・冬・春にわたって定期的に測定しました。ピグミースローロリスは、ベトナム・カンボジア・ラオス・中国の森林に生息する小型霊長類です。

 その結果、雄と雌のピグミースローロリスが真冬(12月中旬〜2月中旬)に数日間の休眠状態(冬眠)に入り、それが最大63時間継続したことが明らかになりました。冬眠中には体温が低下するため、ピグミースローロリスのエネルギー消費量は基礎代謝率の約5%に減少します。この休眠状態は、冬季に昆虫の数が少なくなるなどといった、入手可能な食料の季節変化への適応かもしれない、と指摘されています。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


【動物行動】冬眠する霊長類がマダガスカル以外にもいた

 冬眠する霊長類がマダガスカル島以外にも生息している可能性が、今週掲載される論文によって報告される。ベトナム、カンボジア、ラオス、中国の森林に生息する小型霊長類ピグミースローロリスも冬眠することが今回の研究で判明したのだ。

 冬眠は、24時間を超える長さの休眠状態(体温と代謝活性の低下)の発生と定義される。これまでにマダガスカルのキツネザルが冬眠することが報告されており、霊長類の冬眠はマダガスカル島に限定されると考えられている。

 今回、Thomas Rufたちは、ベトナム北部の屋外の囲いで飼育されている5匹のピグミースローロリスの深部体温を秋、冬と春にわたって定期的に測定した。その結果、雄と雌のピグミースローロリスが真冬(12月中旬〜2月中旬)に数日間の休眠状態(冬眠)に入り、それが最大63時間継続したことが明らかになった。Rufたちは、この休眠状態が、入手可能な食料の季節変化(例えば、冬季に昆虫の数が少なくなること)への適応であるかもしれないと考えている。冬眠中には体温が低下するため、ピグミースローロリスのエネルギー消費量は基礎代謝率の約5%に減少する。



参考文献:
Ruf HT. et al.(2015): Hibernation in the pygmy slow loris (Nycticebus pygmaeus): multiday torpor in primates is not restricted to Madagascar. Scientific Reports, 5, 17392.
http://dx.doi.org/10.1038/srep17392

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