雑記帳

アクセスカウンタ

zoom RSS ギリシアの中期更新世の遺跡

<<   作成日時 : 2016/05/19 00:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 これは5月19日分の記事として掲載しておきます。2013年にギリシアで発見されたマラサウサ1(Marathousa 1)遺跡についての研究(Panagopoulou et al., 2015)が報道されました。マラサウサ1遺跡では、石器とともに、ほぼ完全な古代ヨーロッパのゾウ(Elephas antiquus)の骨格や、齧歯類・鳥類・両生類・爬虫類・軟体動物・昆虫の遺骸が発見されています。年代についてはまだ幅の広い推定しかなされておらず、中期更新世の60万〜30万年前頃とされています。

 マラサウサ1遺跡の石器群は、おもに剥片や石核およびそれらの断片から構成されており、加工されたものは稀でした。石材としては放散虫岩・燧石・石灰岩・石英が用いられています。マラサウサ1遺跡の石器群の技術は比較的単純で、剥片の製作を目的とし、それらは切るために使われていたのではないか、と考えられています。これらの石器を使って、当時の人類はゾウを解体していたのではないか、と推測されています。また、更新世において現在のギリシア地域は、ヨーロッパへの人類の移住の経路の一つであり、寒冷期の待避所だったのではないか、とも指摘されています。


参考文献:
Panagopoulou E. et al.(2015): Marathousa 1: a new Middle Pleistocene archaeological site from Greece. Antiquity, 89, 343,S1–4.
http://antiquity.ac.uk/projgall/panagopoulou343

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ギリシアの中期更新世の遺跡 雑記帳/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる