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zoom RSS 大津透『日本古代史を学ぶ』

<<   作成日時 : 2016/05/24 00:00   >>

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 これは5月24日分の記事として掲載しておきます。岩波書店より2009年2月に刊行されました。学術誌に掲載された論文やシンポジウムでの報告やジュネーヴ大学文学部日本学科での講義をまとめたもので、本書の内容を大まかに区分すると、日本古代史研究の現状の整理と課題の指摘、日本古代国家の位置づけと変容をめぐる研究史の整理および自説の提示、東アジア世界という枠組みからの古代日本史の概観、ということになるでしょう。私は日本古代史の研究史に詳しいわけではありませんが、本書では、なかなか的確に研究史が整理されているように思います。

 著者の主要な研究課題の一つは日本と唐の律令の比較なのでしょうが、著者は緻密な比較により唐と日本の律令との違いを見出し、そこから古代日本の社会・政治体制の特質を見出す、という手法を中心に置いているように思います。これにより、日本の律令の研究だけでは見えにくかった古代日本の特徴が浮き彫りにされることが期待されます。本書では、日本において伝統的で、今でも一般には影響力が強いだろう、律令体制崩壊史観の見直しが随所で主張されており、これはもっと広く知られるべきではないかな、と思います。

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