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zoom RSS 2億7000万年前頃にさかのぼる昆虫の葉への擬態

<<   作成日時 : 2016/12/28 00:00   >>

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 これは12月28日分の記事として掲載しておきます。昆虫の葉への擬態に関する研究(Garrouste et al., 2016)が公表されました。キリギリスの現生種については葉の擬態がよく知られており、それにより捕食者の目の前で身を隠すことができます。これまで、葉の擬態の最古の証拠は中生代(2億5200万〜6600万年前頃)のものであり、キリギリス類自体の起源が、中生代のジュラ紀(2億100万〜1億4500万年前頃)だと考えられていました。この研究は、フランス南東部で出土した、ペルム紀中期となる2億7000万年前頃のキリギリス類の新種(Permotettigonia gallica)化石について報告しています。

 この化石の前翅を分析したところ、葉を擬態する模様があり、キリギリスの現生種のものに非常によく似ていることが明らかになりました。植物の化石記録が充分に得られていないため、このペルム紀のキリギリスが擬態していた植物種を同定することはできませんが、この研究によって得られた知見からは、太古のキリギリスが現生種と同じように捕食者の脅威にさらされており、植物擬態がこれまで考えられていたより古い時代から進化していたことが示唆されます。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


【化石】昆虫の葉への擬態は太古の昔からあった

 葉のように見える昆虫種が約2億7000万年前に生息していたことを明らかにした論文が、今週掲載される。この新知見により葉の擬態を示す化石記録が1億年以上も時代をさかのぼることになった。

 キリギリスの現生種は、葉の擬態がよく知られており、それによって捕食者の目の前で身を隠すことができる。葉の擬態の最古の証拠は、中生代(約2億5,200万〜6,600万年前)のものであり、キリギリス類自体の起源が、中生代のジュラ紀(約2億100万〜1億4,500万年前)だと考えられていた。

 今回、Romain Garrouste、Andre Nelたちの研究チームは、フランス南東部で出土した化石から見つかったキリギリス類の新種Permotettigonia gallicaについて説明している。この化石は約2億7,000万前(ペルム紀中期)のものと年代決定された。その前翅を分析したところ、葉を擬態する模様があり、キリギリスの現生種のものに非常によく似ていることが明らかになった。

 植物の化石記録が十分に得られていないため、このペルム紀のキリギリスがまねていた植物種を同定することができないが、今回の研究によって得られた知見からは、太古のキリギリスが現生種と同じように捕食者の脅威にさらされており、植物擬態がこれまで考えられていたより古い時代から進化していたことが示唆されている。



参考文献:
Garrouste R. et al.(2016): Insect mimicry of plants dates back to the Permian. Nature Communications, 7, 13735.
http://dx.doi.org/10.1038/ncomms13735

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