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zoom RSS 暁新世後期の巨大なペンギン化石

<<   作成日時 : 2017/12/14 00:00   >>

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 これは12月14日分の記事として掲載しておきます。暁新世後期の絶滅種ペンギン化石エピに関する研究(Mayr et al., 2017)が公表されました。巨大化は、ペンギンの進化の特徴の一つとして知られており、古代のペンギン種の体長は、現生種で最大のものを上回っています。巨大なペンギンの化石標本については、約5000万〜2000万年前のものについて充分な記録が残っていますが、それよりも古い系統のペンギンの化石標本は確認されていませんでした。

 この研究は、ニュージーランドで出土し、今から約6000万〜5500万年前の暁新世後期と年代決定された部分的な骨格化石について、巨大ペンギンの新種(Kumimanu biceae)と同定しました。発見された化石の中には約161oの大腿骨が含まれており、この巨大ペンギンの体重は約101sで体長が約1.77mと推定されました。この新種ペンギンは、既知のペンギンの中で、最大級であるとともに、最古級ともなります。この他に約6200万〜5800万年前と年代決定された2点のペンギン種の化石があります。この新種ペンギンの進化的関係に基づき、その巨大な体の起源が他のペンギン種の場合とは全く別で、ペンギンが出現し、空を飛ぶ生活から水に潜る生活への進化的移行が起こった後間もなくのことだった、とこの研究では結論づけられています。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


【化石】ニュージーランドで見つかった巨大なペンギンの化石

 人間の男性の平均身長とほぼ同じ体長の古代の巨大ペンギンの新種について報告する論文が、今週掲載される。約6000万〜5500万年前の絶滅種のペンギンの化石がニュージーランドで発見され、ペンギン類の初期進化に関する新たな手掛かりがもたらされた。

 巨大化は、ペンギンの進化の特徴の1つとして知られており、古代のペンギン種の体長は、現生種で最大のものを上回っている。巨大なペンギンの化石標本については、約5000万〜2000万年前のものについて十分な記録が残っているが、それよりも古い系統のペンギンの化石標本はなかった。

 今回、Gerald Mayrたちの研究グループは、ニュージーランドで出土し、今から約6000万〜5500万年前の暁新世後期と年代決定された部分的な骨格化石について、巨大ペンギンの新種Kumimanu biceaeと同定した。発見された化石の中に約161ミリメートルの大腿骨が含まれており、この巨大ペンギンの体重は約101キログラムで体長が約1.77メートルと推定された。その結果、K. biceaeは、これまでに報告されたペンギンの中で最大級のもので、知られている限りでは最古のペンギン種の1つとなった。この他に6200万〜5800万年前と年代決定された2点のペンギン種の化石がある。

 Mayrたちは、K. biceaeの進化的関係に基づいて、その巨大な体の起源が他のペンギン種の場合とは全く別で、ペンギンが出現して、空を飛ぶ生活から水に潜る生活への進化的移行が起こった後間もなくのことだったと結論付けている。



参考文献:
Mayr G. et al.(2017): A Paleocene penguin from New Zealand substantiates multiple origins of gigantism in fossil Sphenisciformes. Nature Communications, 8, 1927.
http://dx.doi.org/10.1038/s41467-017-01959-6

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