雑記帳

アクセスカウンタ

zoom RSS ゲノム解析によるシマウマの分類の見直し

<<   作成日時 : 2018/02/28 00:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 これは2月28日分の記事として掲載しておきます。ゲノム解析によるシマウマの分類の見直しに関する研究(Pedersen et al., 2018)が公表されました。アフリカ南部および東部のサバンナに生息しているサバンナシマウマ(Equus quagga)は、頭部の形態と縞模様のパターンに基づき6亜種に分類されています。シマウマは生息場所の縮小と狩猟により脅かされており、保全当局は、亜種の形態学的分類を利用してシマウマ個体群のアセスメントを行なっていますが、この研究は、遺伝学的な知見を反映させてシマウマの分類を見直すべきだと提案しています。この研究は、サバンナシマウマ59頭・ヤマシマウマ3頭・グレビーシマウマ3頭を対象に、ゲノム規模の解析を実施しました。

 その結果、地理的な場所と遺伝的差異に基づき、サバンナシマウマには9つの現存個体群が同定されましたが、現在の形態学的亜種分類と重なるものはわずか2つでした。この研究のモデリングから、現在の多様なシマウマ個体群の祖先は、アフリカ南部のザンベジ・オカバンゴ湿地帯に生息していたらしいことが示唆されました。また、絶滅したクアッガ(Equus quagga quagga)がサバンナシマウマの多様体のもう一つであり、独立した種ではないことも確認されました。この研究はこうした知見に基づき、種の存続にはそうした多様なシマウマ個体群の間の遺伝子流動を確保することが重要で、それはシマウマの生息場所を分断せずにその連続性を維持する保全戦略により、最も効果的に実現される、と結論づけています。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


シマウマの分類が遺伝的差異に基づいて改められる

 アフリカ南部および東部のサバンナに生息しているサバンナシマウマ(Equus quagga)は、頭部の形態と縞模様のパターンに基づいて、6つの亜種に分類されている。しかし、この形態学的分類とは一致しない遺伝的差異をその亜種の間に見いだしたとする論文が、今週掲載される。

 シマウマは、生息場所の縮小と狩猟によって脅かされている。現在、保全当局は、亜種の形態学的分類を利用してシマウマ個体群のアセスメントを行っているが、Casper-Emil Pedersenたちは、これを見直して遺伝学的な知見を反映させるべきであると提案している。

 研究チームは、サバンナシマウマ59頭、ヤマシマウマ3頭、グレビーシマウマ3頭を対象に、ゲノム規模の解析を行った。彼らは、地理的な場所と遺伝的差異に基づいて、サバンナシマウマには9つの現存個体群を同定したが、現在の形態学的亜種分類と重なるものはわずか2つであった。研究チームのモデリングから、現在の多様なシマウマ個体群の祖先は、アフリカ南部のザンベジ・オカバンゴ湿地帯に生息していたらしいことが示唆された。その解析からは、絶滅したクアッガ(Equus quagga quagga)がサバンナシマウマのもう1つの多様体であり、独立した種ではないことも確認された。

 研究チームは、その知見に基づいて、種の存続にはそうした多様なシマウマ個体群の間の遺伝子流動を確保することが重要であり、それはシマウマの生息場所を分断せずにその連続性を維持する保全戦略によって最も効果的に実現されると結論付けている。



参考文献:
Pedersen CET. et al.(2018): A southern African origin and cryptic structure in the highly mobile plains zebra. Nature Ecology & Evolution, 2, 491–498.
http://dx.doi.org/10.1038/s41559-017-0453-7

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ゲノム解析によるシマウマの分類の見直し 雑記帳/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる