国連安保理の北朝鮮非難決議とサミット開幕

 北朝鮮のミサイル発射を非難する決議案が、日本時間16日午前5時に、国際連合安全保障理事会にて全会一致で採択されました。当初の日米案は中国とロシアが拒否し、英仏の妥協案を受け入れての採択となりました。この結果、制裁の根拠となる国連憲章第7章への言及は削除されました。北朝鮮の国連大使は、とうぜんのことながら、この決議案の全面的に拒否する、と述べました。
 ほぼ同時にサミットがロシアのサンクトペテルブルクで開幕しました。ロシアのサミット参加やサンクトペテルブルク(旧名レニングラード)という名称にもすっかりなじんできて、冷戦時代に思春期を過ごした私にとっては、冷戦崩壊からもうずいぶん時間が経過したのだな、と感慨深いものがあります。
 サミットでも北朝鮮のミサイル発射は議題となるでしょうが、北朝鮮がミサイル開発を断念したところで、日本への脅威が大幅に減ずるのかというと、どうもそうではないように思われます。私が思うに、日本にとっての北朝鮮からの真の脅威は、北朝鮮工作員による日本国内でのテロ活動であり、これは少なくとも北朝鮮の現体制が崩壊するまでは事実上防ぎようがありません。
 もっとも、北朝鮮の現体制が崩壊したとしても、テロの脅威が解消されるとも限らず、日本としては、北朝鮮に暴発させないために希望を抱かせるような交渉をしつつ、じっさいには北朝鮮にとって利益になるような取り決めはいっさいしない、という関係をあるていど長期にわたって続けるのがよいかな、と思います。とはいえ、提言は簡単でも、いざ実行するとなると、困難なので、日本も苦しいところですが、残念ながら、長期にわたってこの不快な関係を続けていかねばならない、との覚悟が必要なのでしょう。日本人一人一人にできることは限られていますが、最低限、覚醒剤にはぜったい手を出さないという決意は必要だと思います。

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