ロブストスの性差の研究とゴリラの「武器」使用

 ロブストス(アウストラロピテクス属またはパラントロプス属と分類されます)の雄は雌よりも成長が遅かったことを明らかにした研究が発表されました。性的二型の認められる霊長目においては、雄は雌よりも成長が遅く、成長後の雄はハーレムを形成することがよくあります。

 そのため、ロブストスはゴリラと同様にハーレム型社会を形成していたのではないか、と示唆されています。しかし、成長が遅いことにより、雄は捕食されやすいという危険性も負ったと思われます。なかなか興味深い研究で、今後の進展が期待されるところです。


 カメルーンのゴリラが人間にたいして土の塊と石を投げているところが観察された、との報道がありました。大型類人猿が攻撃的な方法で道具を使用しているところが観察されたのは、はじめてです。ゴリラは人間が石を投げているのを見て学習したのではないか、と推測されています。人間の祖先も同様のことを行なっていたのではないか、と研究者たちは考えています。おそらく人類の祖先も、ゴリラやチンパンジーの祖先と分岐する前から道具を使用していたのでしょう。


参考文献:
Charles A. Lockwood, Colin G. Menter, Jacopo Moggi-Cecchi, and Andre W. Keyser.(2007): Extended Male Growth in a Fossil Hominin Species. Science, 318, 5855, 1443-1446.
http://dx.doi.org/10.1126/science.1149211

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