人類による火の使用の起源

 人類による火の使用を論じた研究(Jacobs et al., 2008)が報道されました。イスラエルのジスル=バノト=ヤコブ遺跡は、レヴァントにおける重要なアシューリアン(アシュール文化)遺跡の一つです。この研究では、前期更新世~中期初期更新世の遺跡であるジスル=バノト=ヤコブにおいて、燧石(フリント)の石器の焼かれたものと、そうではないものとの分布状況が調べられました。

 その結果、焼けたフリント石器は均等に分布しておらず、密集状態で長期にわたって継続していることが判明しました。こうしたことからこの研究では、ジスル=バノト=ヤコブの人類は、自然の火を利用したのではなく、火おこしの深い知識を持っており、随意に火をおこすことが可能だったろう、と推測されています。


参考文献:
Alperson-Afil N. et al.(2008): Continual fire-making by Hominins at Gesher Benot Ya‘aqov, Israel. Quaternary Science Reviews, 27, 17-18, 1733-1739.
http://dx.doi.org/10.1016/j.quascirev.2008.06.009

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  • 植物を食べていた中期更新世の人類

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