天皇賞(秋)結果

 昨日、東京で天皇賞(秋)が行なわれました。連覇のかかった1番人気のウオッカは、遅い流れのなか後方に待機し、ずっと内を進んで直線でも内を突いたものの、前が開かずに少し進路を迷った感があり、なんとか抜け出してきたものの、2着のスクリーンヒーローに首差の3着に終わりました。勝ったのは2着のスクリーンヒーローに1馬身3/4差をつけたカンパニーで、遅い流れのなかいつもより前につけた横山典弘騎手の好騎乗だと思います。ウオッカの敗因は、遅い流れのなか後方に待機したことで、前走で逃げて敗れたので折り合いに専念したということなのでしょうが、カンパニーよりも後ろでレースを進めたのは、やはり武豊騎手の駄騎乗だと言うべきでしょう。

 勝ち時計は1分57秒2で、レコード決着となった昨年と同じであり、カンパニーがこの秋に成長したのではなく、ウオッカが昨年と比較して能力を発揮できなかったということなのでしょう。この敗戦は、ウオッカの衰えを示すものとも考えられますが、まずまず無難にレースを進められた昨年とは異なり、今年は武豊騎手の駄騎乗により流れに乗れなかった、と解釈するほうがよいと思います。ただ、流れに乗れなかったとはいえ、デムーロ騎手ではなく北村騎手が鞍上のスクリーンヒーローさえ2000mで捕らえきれなかったわけですから、ウオッカがジャパンカップで勝つのは無理でしょう。

 この数年、能力を維持している8歳馬のカンパニーは立派なものですが、これまでカンパニーは大レースでは足りないといった感じで、そのカンパニーが天皇賞(秋)を完勝したわけですから、現在の日本競馬の芝路線の低迷は深刻だと思います。日本競馬の芝路線は、シンボリクリスエスやヒシミラクルなどの2002年クラシック組以降、次第に水準が低下してきており(2002年クラシック組が最強世代だと断言しているわけではありません)、サンデーサイレンス産駒のいなくなった2007年クラシック組(ウオッカやダイワスカーレットなど)以降は、以前よりも落ち込みがさらにひどくなったのではないか、と漠然と考えてきたのですが、この私見を証明したかのような結果になりました。

 もちろん、そうしたなかでもディープインパクトのような抜けた馬もいましたが、以前よりも水準が低下した中で、ディープインパクトがずば抜けた成績を残したことを考慮すべきだと思います。もっとも、今年の3歳世代は現4・5歳世代よりも強いかもしれませんが、それでも、現6歳以上の世代のような強さを見せる世代は、しばらくは現れないように思います。一方ダート路線でも、2005年クラシック組(カネヒキリやヴァーミリアンなど)以降水準が低下していった感があるのですが、現4歳世代はダート路線でかなり強く、芝路線と比較すると、かなり水準が回復してきたというか、むしろ以前よりも高水準の世代が今後出現する可能性もあるかな、との期待も抱いています。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック