イスラエルで30万年前頃の炉が発見される

 イスラエルで30万年前頃の炉が発見された、と報道されました。この報道では、イスラエルのケセム洞窟(Qesem Cave)で発見された炉が取り上げられています。テルアビブ大学の考古学者ラン=バーカイ(Ran Barkai)博士は、これは最古の炉だと断言したそうです。灰の層の断面を顕微鏡で分析すると、小さな層が数え切れないほど積み重なっており、長期にわたって繰り返し火が熾されていたことは確実だ、とされます。ケセム洞窟の近くには真水や石材や木もあり、動物もいたので、人類の生活には適した場所だった、とのことです。おもな狩猟対象動物はダマジカだと推定されているそうです。

 炉の使用者は不明ですが、ケセム洞窟で発見された人類の歯は初期ホモ=サピエンスに似ているので、サピエンスに近いと考えている、とバーカイ博士は述べています。ケセム洞窟については、以前このブログでも取り上げたことがあります(当時は「クエセム洞窟」と表記しました)。ケセム洞窟は古くから石刃が生産されていた場所として注目されており(関連記事)、炉床の存在については以前から指摘されていました(関連記事)。また、同じくイスラエルの洞窟では、75万年前頃の炉床の存在が指摘されています(関連記事)。よく分からないのですが、今回改めて報道されたのは、より確実な痕跡が確認されたから、ということなのでしょうか。

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