大河ドラマ『花燃ゆ』第13回「コレラと爆弾」

 今回は、コレラの流行と絡めて幕末の激動化する政局が描かれました。小野為八の出自を活かし、爆弾の実験とコレラとを結びつけて幕末政局の背景を描いていく構成は、悪くなかったように思います。久坂玄瑞と結婚した文ですが、久坂の江戸行きが決まり、早くも離れて生活していくことになります。文は夫に手紙を送りますが、なかなか返事が届きません。久坂は江戸で吉田稔麿や桂小五郎(木戸孝允)などと行動を共にし、水戸藩士とも会い、議論を重ねているようです。この時の経験・人脈が、後に久坂が志士として活躍する基盤になった、ということを示しているのでしょう。

 勅許なしの日米修好通商条約締結と彦根に帝を移すとの噂に憤り焦る久坂は、桂の警告に従わず京都へと向かい、梅田雲浜たち攘夷主義者たちと交流します。吉田寅次郎(松陰)もこの状況に焦燥感を強めていき、征夷大将軍を賊と断ずる建白書を提出するにいたります。小田村伊之助(楫取素彦)はそんな寅次郎を案じて松下村塾を訪ねますが、寅次郎の焦燥感は収まりません。寅次郎の最期に向けて話が動き始めているという感じです。物語が本格的に動き始めた感があり、きょくたんに出来が悪いとまでは思わないのですが、残念ながら、一度離れた視聴者を呼び戻したり、新規の視聴者を呼び込んだりするほどの出来でもないかな、と思います。

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この記事へのコメント

ひろし
2015年04月01日 14:29
第13回『コレラと爆弾』(3月29日)
そう言えば、同じ日の午後3時に、TBSで『JIN−仁−』(2009年)が再放送されました。
あのドラマも、今回と同じコレラがテーマで、明らかにタイアップですね。

今回のテーマはコレラと爆弾ですが、全体的に観れば、サブタイとは余り関係ない内容でした。爆弾はちょこっとしか出ず、コレラ騒ぎも死んだの実質二人しか映ってませんでしたし。

それにしても、コレラで騒いでるにも関わらず、主役の文はおにぎりを作ってて、とても不愉快でした。
おにぎりは不衛生で、感染して松下村塾全滅したらどうすると思うと、とても腹が立ち、イライラさせました。個人的に、今回最大の問題点でした。
おにぎり以外に、他に食べ物が幾らでもあるのに。
史実かどうかは分かりませんが、文ってそんなに「おにぎり」で有名だったのでしょうか?
明らかに、製作側の創作だと思いますが(笑)。
それにしても、未だに主役としての存在感が発揮せず、魅力的に描かれてないのが残念です(まあ、元々期待してませんでしたが)。

今回の視聴率は11.7%と、第7回(11.6%)の次に低い数字です。
近年の13話目は、最低を更新しますね。
(『平清盛』(11.3%)、『軍師官兵衛』(12.9%)など。)
因みに、今回で物語の1/4が経過し、現時点の平均は13.58%と、予想どおり13~14%台を保持しています。

それでは~
2015年04月01日 21:29
視聴率は相変わらず低迷していますね。

率直に言って、視聴率の回復を期待できるような出来ではありませんし、今後もそうでしょうから、視聴率の低迷は続きそうです。

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