乳化剤が有害な作用を及ぼす可能性

 乳化剤の有害な作用に関する研究(Chassaing et al., 2015)が公表されました。この研究は、乳化剤を含む食餌を摂取しているマウスが軽度の炎症と肥満・メタボリックシンドロームを発症することを明らかにしました。乳化剤は人間の食品で添加物として広く使われているので、乳化剤が腸内微生物相と人間の健康に与え得る影響をさらに調べる必要がある、と指摘されています。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


炎症:食物中の乳化剤がマウスの腸内微生物相に影響を与え、大腸炎とメタボリックシンドロームを助長する

炎症:食品に使われている乳化剤の有害な作用

 炎症性腸疾患やメタボリックシンドロームなどの炎症性疾患では、非遺伝的な諸要因が大きく関与している。今回著者たちは、乳化剤を含む食餌を摂取しているマウスが軽度の炎症と肥満/メタボリックシンドロームを発症することを発見した。これらの病気には、粘液層の破壊による微生物相–腸管上皮間距離の減少、微生物種の構成の変化、炎症促進作用が関係している。乳化剤は、人間が食べる食品に添加物として広く使われており、これらの知見から、乳化剤が腸内微生物相とヒトの健康に与え得る影響をさらに調べる必要があると考えられる。



参考文献:
Chassaing B. et al.(2015): Dietary emulsifiers impact the mouse gut microbiota promoting colitis and metabolic syndrome. Nature, 519, 7541, 92–96.
http://dx.doi.org/10.1038/nature14232

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