『天智と天武~新説・日本書紀~』第8集発売

 待望の第8集が発売されました。第8集には、

第61話「即位決断」
http://sicambre.at.webry.info/201503/article_27.html

第62話「大津遷都」
http://sicambre.at.webry.info/201504/article_11.html

第63話「即位式」
http://sicambre.at.webry.info/201504/article_28.html

第64話「余興の歌」
http://sicambre.at.webry.info/201505/article_12.html

第65話「皇位継承者」
http://sicambre.at.webry.info/201505/article_32.html

第66話「槍の舞」
http://sicambre.at.webry.info/201506/article_13.html

第67話「鎌足異変」
http://sicambre.at.webry.info/201506/article_30.html

第68話「藤原姓」
http://sicambre.at.webry.info/201507/article_12.html

が収録されています。それぞれの話については、上記の記事にて述べているので、ここでは繰り返しません。第8集には8話が収録されており、これは消費税が8%になった後に刊行された第5集・第6集と同じです。第7集は第2集~第4集と同じく1巻9話収録となっていたのですが、第8集では再び8話収録に戻りました。価格は第5集・第6集・第7集と同じです。第7集が9話収録だったので、第7集発売時には、第8集では9話~10話収録されて完結になるのではないか、と不安だったのですが、この第8集の広告で第9集は今年(2015年)12月末発売予定とだけあり、次集で完結とは銘打たれていなかったので、どうやら少なくとも単行本で第10集分(84話~85話?)までは続きそうであり、やや安心しました。

 ただ、第9集は12月末発売予定とのことですから、最近の事例から判断すると、12月10日発売号までが収録されることになります。そうすると、休載がなければ、第9集には10話収録されることになります。これでは不自然なので、年末にかけて1回~2回休載があるのかな、と不安になります。ただ、昨年8月終わりに発売された第5集には6月10日発売号分までが掲載されていましたし、年末の慌ただしいなかでの刊行となると、休載がなければ、余裕をもたせて11月10日発売号分までの8話が収録されるのかもしれません。12月末発売予定だと、運が悪いと入手できるのは年明けになってしまうかもしれません。

 第8集では、まず近江遷都と中大兄皇子の即位(天智帝)が、その後に、法隆寺(斑鳩寺)の建立と、中臣鎌足(豊璋)が病に倒れるところまでが描かれます。鎌足はその次の第69話にてついに死亡します。
http://sicambre.at.webry.info/201507/article_30.html

 定恵(真人)死後の展開が予想以上に速いので、この後は駆け足気味に進行し、単行本第9集(75話~77話)くらいで完結になるのではないか、と心配になったのですが、上述したように、少なくとも単行本で第10集分までは続きそうです。通説にしたがうなら、大友皇子の太政大臣就任は鎌足の死後のことなのですが、本作では上記の第65話にて描かれており、その後に鎌足が死ぬので、この後に描かれそうな主要な出来事というと、法隆寺の全焼・天智帝の崩御・壬申の乱といったところでしょうか。天智帝の崩御は、大海人皇子との心理戦もあり丁寧に描かれるでしょうし、大友皇子の扱いが大きいので、壬申の乱も長く描かれるのではないか、と期待しています。単行本で第10集と言わず、その先まで連載が続けばよいのですが。

 人物相関図では変化が見られました。新羅と唐の人物がばっさりと削られ、遠智媛が復活しました。しかし、作中ではすでに故人の遠智媛を復活させるならば、この第8集で再登場した蘇我赤兄を復活させてもらいたかったものです。第8集で結婚した大友皇子と十市皇女との間に夫婦関係が図示されていなかったことも、やや残念でした。まあ、第8集の最初の話である上記の第61話の時点では両者は結婚していなかったので、夫婦関係を図示しない方が妥当なのかもしれません。

 注目は、ついに史(不比等)が掲載されたことです。史は本作では重要人物だと思われますし、初期にも未来パートで登場していたので、なぜ掲載されていないのか、不思議だったのですが、今後はずっと掲載され続けることになりそうです。相変わらず、誕生直後の姿が1回描かれただけの大津皇子が人物相関図に掲載されていることも気になります。大津皇子は父方祖父の蘇我入鹿・父の大海人皇子の容貌を受け継ぎ、作中で重要な役割を担うのではないか、と予想というか妄想しています。

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