人間社会における公平性の発達

 これは4月21日分の記事として掲載しておきます。人間社会における公平性の発達に関する研究(Blake et al., 2015)が公表されました。人間は小児期に公平性の感覚を持つようになる、と明らかにされています。しかし、自分が不公平に扱われることの回避(不利な不公平の回避)と、他者が不公平に扱われているのを見ることの回避(有利な不公平の回避)が、文化によってどのように違っているのかはよく分かっていませんでした。この研究は、7つの文化集団を対象にした実験から、不利な不公平の回避は小児期の初期に現れ、全ての文化集団で一貫して見られる一方、有利な不公平の回避は小児期のもっと遅い時期に現れ、3つの文化集団でしか見られなかったことを報告しています。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


心理学:7つの社会集団における公平性の個体発生

心理学:子供が「それは不公平だ」と思うようになるとき

 これまでの研究で、ヒトは小児期に公平性の感覚を持つようになることが明らかになっているが、この感覚の2つの要素、すなわち自分が不公平に扱われることの回避(不利な不公平の回避)と、他者が不公平に扱われているのを見ることの回避(有利な不公平の回避)が、文化によってどのように違っているのかはよく分かっていない。今回、7つの文化集団を対象にした実験から、不利な不公平の回避は小児期の初期に現れ、全ての文化集団で一貫して見られることが分かった。一方、有利な不公平の回避は、小児期のもっと遅い時期に現れ、しかも調べた7つのうち3つの文化集団でしか見られなかった。



参考文献:
Blake PR. et al.(2015): The ontogeny of fairness in seven societies. Nature, 528, 7581, 258–261.
http://dx.doi.org/10.1038/nature15703

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