ファミリー劇場HDリマスター版『太陽にほえろ!』594話~597話

594話「十年目の誘拐」6
 新たな指紋認識法の導入により、一部しか容疑者の指紋の残っていなかった、10年前の誘拐事件の容疑者が特定されます。一係は容疑者の行方を追いますが、なかなかつかめません。捜査の最中、10年前に誘拐された少年が再度誘拐され、脅迫電話がかかってきます。少年の両親は離婚調停中で別居していました。10年前の誘拐事件の容疑者は逮捕されましたが、今回の誘拐事件に関してはアリバイがありました。けっきょく、この誘拐事件は、両親を復縁させたいという少年の狂言でした。少年一家とトシさんの家庭とを対比させつつ話が進み、まずまず面白くなっていましたが、やや先の読みやすい話だったのは残念でした。まあ、少なくとも1回は視聴しているはずなので、わずかに記憶が残っていたのかもしれませんが。10年前の誘拐事件の回想で、ボスから長さんやゴリさんの名前が出て、懐かしくもあり、切なくもありました。


595話「マミー激走!」5
 銀行強盗事件が発生して犯人二人は自動車で逃亡し、警察が追跡しますが、犯人たちは高い運転技術で逃げ切ります。最近起きた銀行強盗事件でも、同様に高い運転技術で犯人は逃げ切っていましたが、襲撃した犯人は違っていました。マミーは、運転手は銀行を襲撃した犯人とは別人だと考え、有力な容疑者を見つけますが、逃げられてしまいます。話自体は、さほど面白くなかったのですが、カーアクションは見ごたえがありました。マミーの、というか演じる長谷直美氏の特技を活かし、それに特化した、ということなのでしょう。


596話「戦士よ翔べ!」9
 公園で刑事の江田が西川という男に襲われ、拳銃を奪われた、と証言します。その拳銃で竜神会の人間が相次いで殺害されます。西川は、かつて竜神会の組員の身代わりとなって懲役刑を受けたものの、竜神会に冷遇され、その恨みから犯行に走った、と考えられました。ところが、一係が捜査を進めると、警察に竜神会へ情報を流していた人物がいる疑惑が生じ、江田が真犯人ではないか、と一係は推理します。江田を信じたいボギーですが、西川が殺されてしまい、江田が真犯人だと確信します。ボギーは江田を呼び出して問い質しますが、江田は否定します。ボギーは竜神会の会長から強引に江田との取引場所を聞き出し、江田と対決します。ボギーは窮地に陥りながら、江田を射殺します。話自体は、さほど謎解き要素がなく、ミステリーとしてはあまり楽しめませんでしたが、ボギーの熱いキャラを活かした暴走と江田役の綿引勝彦氏の好演により、見ごたえのある内容になっていました。


597話「戦士よさらば・ボギー最期の日」10
 ついにボギーが殉職となります。ボギーの登場期間は1年7ヶ月ほどで、長いとは言えないのですが、たいへん強く印象に残り、好きなキャラでした。それだけに、たいへん寂しいものです。人物造形の点で成功したレギュラー刑事の一人と言えるでしょう。話の方は、直情径行というボギーのキャラを活かし、謎解き要素もあって面白くなっていました。これまでにもさんざん暴走してきたボギーですから、辞職覚悟での暴走は不自然ではなかった、と思います。本作では二人目となる刺殺での殉職で、この点は、演者の芸歴からしてもマカロニを強く意識したキャラだったのは確かでしょうから、マカロニの最期を踏襲した、ということでしょうか。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

いち
2016年12月20日 19:52
こんばんは。私がリアルタイムにて登場から殉職までを見届けることができたのは、ボギーとラガーの二人のみでした。ラガーについては、体型が変わってしまい、やはり「太陽にほえろ!」ですから、見た目とかカッコ良さは残しつつ終わりを遂げて欲しい願望が常にあります。ボギーの殉職はそういうのを満たしてくれたので個人的には特別で、泣いた記憶があります。あと、ボギーはマカロニ(早見淳)をイメージさせていたことからなのか、犯人の名前は早見貿易でした。制作側の意図が加わっているのではと思います。
2016年12月21日 00:00
早見貿易の件は気づきませんでした。確かに、ここでもマカロニを意識しているのでしょう。
一係の非常勤
2018年09月17日 00:07
#596『戦士よ翔べ!』
俗に『戦士よ三部作』と言われているものの一作目。確か悪徳刑事の江田が竜神会の代貸しか誰かを揺すり、金を奪って殺す って始まりでしたっけ?
江田に憧れるボギーはそんなことをするはずがないと信じられない様子。
だが、他の刑事たちが捜査すればするほど、江田の容疑は固まっていく という。

最後には覚悟を決めたボギーが埠頭で江田と対決するのですが、この時ボギーの愛車(確か黄色のルノーだったか?)が一足先に(殉職?)します。ゲストの綿引勝彦さんの締まった貫禄のある演技で番組後期にも関わらず、名アクションシーンになったのではと思うのですが。

#597『戦士よさらば ボギー最後の日』
『戦士よ三部作』の二作目。ボギーの殉職編。
細かいストーリーはここでは割愛して、ボギーが響組の刺客(山西道広)に襲われて命を落とす場所は、新宿の花園神社。ちょうどこの撮影の時は本当にお祭りが行われていたそう。
それと、ボギーを演じていた当時、世良さんがマカロニと同じ一年目での殉職を申し出たそうだが、トシさんを演じていた地井さんに『もう少しやろうよ』と慰留されたんだとか。
2018年09月17日 11:17
世良氏は桑田佳祐氏から音楽の世界に戻るよう促されていた、との話をどこかで読んだことがあるのですが、真偽は定かではありません。ボギーはいかにも太く短くといった感じのキャラだったので、2年未満での殉職は、残念ではあるものの、結果的にはよかったと思います。

この記事へのトラックバック