現生鳥類のような羽毛を持っていた鳥類様恐竜

 これは5月31日分の記事として掲載しておきます。現生鳥類のような羽毛を持っていた鳥類様恐竜に関する研究(Xu et al., 2017)が公表されました。この研究は、中国東北部で発見された、羽毛の保存されたほぼ完全な骨格化石から新種(Jianianhualong tengi)を同定しました。この化石の年代は、白亜紀前期(約1億4500万~1億年前)と推定されています。非対称の羽毛は飛翔能力のある現生鳥類からも飛翔能力のない現生鳥類からも見つかっており、この新種化石に飛翔能力があったのかどうか不明です。しかしこの知見は、鳥類の初期の近縁種がすでに高い空力特性を備えていたことを示唆しており、非対称の羽毛が進化した時期に関する手掛かりになっている、と指摘されています。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


【化石】現生鳥類のような羽毛を持っていた鳥類様恐竜

 中国で発見された化石から羽毛恐竜の新種が認定され、これまでに報告されたトロオドン類(鳥に似たマニラプトル類恐竜)の中で最も古く、非対称の羽毛を有することが記述された論文が、今週掲載される。非対称の羽毛は、飛翔の進化に伴う大きな革新だった。

 今回、Xing Xu、Michael Pittmanたちの研究グループは、羽毛の保存されたほぼ完全な骨格化石から新種Jianianhualong tengiを同定した。この化石は、中国東北部で発見され、白亜紀前期(約1億~1億4500万年前)と年代決定された。

 Jianianhualong tengiに飛翔能力があったのかどうかは分かっていないし、非対称の羽毛は飛翔能力のある現生鳥類からも飛翔能力のない現生鳥類からも見つかっている。それでも今回の研究成果は、鳥類の初期の近縁種が既に高い空力特性を備えていたことを示唆しており、非対称の羽毛が進化した時期に関する手掛かりとなっている。



参考文献:
Xu X. et al.(2017): Mosaic evolution in an asymmetrically feathered troodontid dinosaur with transitional features. Nature Communications, 8, 14972.
http://dx.doi.org/10.1038/ncomms14972

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