ファミリー劇場HDリマスター版『太陽にほえろ!』696話~699話

696話「正面18度」4
 妻が妊娠中というブルースの家庭事情を描きつつ話が展開します。ブルースが寝違えたことから話は始まりますが、今回ブルースはずっと寝違えた状態だったので、演技は大変だったろう、と思います。ブルースはが自宅で苦しんでいた頃、暴力団と関連する金融ローンの男性二人が、借金をした男性の部屋を強引に訪ねます。しかし、男性は一方の借金取りを刺して逃亡します。刺された男性は死亡し、金融ローンと関連する暴力団の復讐を一係は警戒します。喜劇調ではありましたが、小心な冴えない男性が思いもかけず殺人を続けていくところは、何とも言えないやりきれなさがあります。犯人を演じたのは室田日出男氏で、さすがに存在感はありましたが、話の方は、犯人の人物像が深く描かれなかったこともあり、いまいちでした。


697話「マミーを怒らせた少年」5
 父親と息子が帰宅したところ、拳銃で狙われます。父親はサラ金会社に勤務しているので、恨みを買っているのではないか、と一係は捜査します。捜査が進む中、マミーは自分をつけてくる少年が気にかかります。この少年は生意気で、夫と離婚した母親と暮らしていたものの、母親は多忙で息子に構うことができず、愛情に飢えていました。マミーは、誘拐されかけた少年を保護するためにも、少年と一緒に行動します。謎解き要素もありましたが、母親というマミーの設定を活かした、マミーと少年との心の交流の話といった感じで、本作ではたまにある、子供の問題を扱った社会派的な内容とも言えそうです。ただ、全般的に盛り上がりに欠けた感もありましたが。


698話「淋しさの向こう側」5
 サラ金強盗事件が発生し、周囲は騒然となります。デュークは偶然向かいの喫茶店におり、店内が騒然となるなか、平然としている若い女性が気にかかります。デュークは、女性が鏡で事件現場を見ていたことから、女性は共犯者ではないか、と推理します。トシさんは事件に使われた改造拳銃の製造密売者から刑務所で情報を聞き出し、犯人はすぐに特定されます。犯人は警官を射殺して逃亡し、一係は喫茶店にいた女性から手がかりを得ようとしますが、女性は犯人との関係を否定します。しかし、犯人との遭遇の後、デュークが問い質すと、女性は婚約者と別れて寂しい時に犯人と出会った、と打ち明けます。女性の行動にはいかにも裏がありそうで、謎解き要素と緊張感があったのはよかったと思います。女性がゲーム感覚で男性を殺そうと計画した、というオチは悪くありませんでしたが、全体的に盛り上がりに欠けたかな、と思います。改造拳銃の製造密売者を演じたのは江幡高志氏なのですが、出番が少なかったのは残念でした。


699話「優しさごっこ」7
 若い女性が殺害され、容疑者が浮上します。容疑者には婚約者がいますが、他の悩んでいる女性にも優しく接する男性で、殺された若い女性もその一人でした。容疑者の男性は、犯行時間には友人の若い女性と会っていた、と証言しますが、その女性は容疑者と会っていたことを否定します。ドックとマイコンの聞き込みにより、その女性にも殺人容疑がかかります。謎解き要素があり、予想しにくい話になっていたのはよかったと思います。話の方は何とも切ないオチになっていましたが、このような苦い結末も悪くはないと思います。容疑者となった若い女性の心理を読んで真相を暴いたのはドックで、殿下もスコッチもいないなか、このような役割を担うのに最適なのはドックだと思います。まあ、同じく若い女性の心理を読む展開となったこの前の698話で活躍したデュークも、若い女性の心理を読むという点では適任だと思いますが。途中でスニーカーのテーマが流れたのは懐かしく、また時間を作ってスニーカー出演期の話を見たくなりました。

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