衣笠祥雄氏死去(過去と現在のプロスポーツの水準の比較)

 これは4月25日分の記事として掲載しておきます。衣笠祥雄氏が71歳で亡くなりました。先週木曜日(2018年4月19日)にBS放送での解説を担当しており、かなり体調が悪そうだったとのことですが、もう十数年前にプロ野球への関心を失ってしまった私は、そうしたことをまったく知りませんでした。しかし、プロ野球に関心を抱いていた頃の有名選手なので、やはり寂しいものです。衣笠氏の現役生活晩年に関しては、批判も少なくないでしょうが・・・。死因は大腸癌とのことで、マスコミに最後となった解説はかなり辛かったのではないでしょうか。ご冥福をお祈り申し上げます。

 衣笠氏の訃報に接して、かねてより考えていたことをまとまりもなく述べますが、それは、現在と過去とでプロスポーツの水準はどれだけ違うのか、ということです。現在の方が昔より水準は上に決まっている、との見解を支持する人は多いでしょうし、プロ野球で言えば、球速のような「客観的数値」を根拠とする人もいるでしょう。ただ、これも、昔と今とで球速測定の基準が同じなのか、現在でも、それは球場により異なるのではないか、といった素朴な疑問を抱いてしまいます。まあ、プロ野球への関心を失って久しいので、的外れな疑問かもしれませんが。

 素朴な疑問と言えば、少子化が進む中、いかに練習法や体調管理が昔より向上しているだろうとはいえ、昔よりも水準が下がっていると考えるのが妥当ではないか、とも思います。野球人気の低下も通俗的にはよく言われているようですから、その点からも現在のプロ野球の水準が昔より向上しているのか、疑問が残ります。高校野球の部員数や子供の平均体力の推移といったデータと組み合わせれば、ある程度は定量的に検証できるのかもしれませんし、そうした研究はすでにあるのかもしれませんが、この問題についてほとんどまったく調べてこなかった私には、その取っ掛かりを掴むことが容易ではありません。まあ、そんなに真剣に知りたいわけではないので、調べるのに時間を割こうとは考えていませんが。

 現在と過去の水準との比較という点では、大相撲も気になります。大相撲も、昔より現在の方が高水準に決まっている、との見解が一般には根強いかもしれません。しかし、21世紀になってモンゴル出身力士の活躍がとくに目立ち、ヨーロッパ出身力士も20世紀までよりもずっと活躍しているとはいえ、かつては活躍したハワイ出身力士は逆にほとんど見なくなりましたし、何よりも、昔も今も圧倒的多数を占めるだろう日本出身力士に関しては、やはり少子化を考慮しなければならないでしょう。

 大相撲に関しては、新弟子検査があるので、その人数・体格の推移を見ていけば、ある程度は新弟子の「素質」を定量化できそうではあります。まあ、こちらもさほど真剣に知りたいわけではないので、調べるのに時間を割こうとは考えていませんが、単なる憶測を述べると、現在は1990年代と比較して水準が下がっている可能性もあると思います。そうだとすると、たとえば険悪な関係にあるとされる白鵬関と貴乃花関(現在は貴乃花親方)との比較も、単純に成績では白鵬関が圧倒していますが、実際の力関係は成績ほどには差がない、もしくは逆転する可能性も考えられます。じっさい、貴乃花関と白鵬関の両横綱と対戦した元力士の中には、最強の力士として貴乃花関を挙げる人も少なくないようです。はっきりと記憶しているわけではありませんが、具体的には雅山関(現在は二子山親方)と若の里関(現在は西岩親方)です。

 まあ、白鵬関と貴乃花関の比較は、貴乃花関はガチンコだったらしいとか、貴乃花関は関取が多数いた二子山部屋所属で対戦相手に恵まれていたとか、比較の難しいところではありますが。両横綱をリアルタイムで見てきた私の印象論を述べると、白鵬関は貴乃花関にたいして優位(10回対戦すれば7~8回は勝てそう)ではないか、と思います。横綱昇進以降の白鵬関を最も苦しめたのが日馬富士関であったことを考えると、白鵬関に通用しそうなのは速さと技の上手さを兼ね備えた力士で、もちろん、力があればなおさらよいでしょう。その意味で、貴乃花関よりも兄の若乃花関の方が白鵬関に通用しそうです。また、過去の横綱で白鵬関と好勝負できそうなのは、千代の富士関と北の湖関でしょうか。まあ、私の妄想にすぎませんが。

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