ファミリー劇場HDリマスター版『太陽にほえろ!PART2』9話~12話

9話「見知らぬ侵入者」7
 女性の遺体が河川敷で発見され、被害者の身元はすぐに判明します。被害者は独り暮らしですが、部屋には男性の衣類が多数残されていました。一係は被害者が不倫関係にあったのではないか、と推理し、大学の助教授が容疑者として浮かび上がります。しかしマミーは、部屋にあった男性ものの下着のサイズは助教授に合わないし、被害者の部屋には男性がいた痕跡はない、と指摘します。マミーが部屋を調べていた時に、いたずら電話がかかってきたことから、その警戒として男性がいるかのように装ったのではないか、と推理します。そのいたずら電話は、近所の公衆便所の落書きが原因でした。その落書きを残した男性も特定されましたが、その男性にもアリババがありました。

 けっきょく、被害者は助教授を慕いつつも別れて生きていこうとしたものの、助教授は自分を脅迫するつもりだと誤解し、女性を殺したのでした。男女の複雑な機微を描いた大人向けの話になっており、ひねった展開になっていたので、なかなか楽しめました。今回はマミー主演作ですが、ロッキーには言及されませんでした。マミー主演作で毎回ロッキーに言及されるのもどうかと思いますが、言及されないのも、それはそれで寂しいものです。


10話「DJ刑事・ステパチ作戦」4
 子供が誘拐されますが、DJは犯人の罠に引っかかり、警察が捜査に関わっている、と犯人に知られます。一係は犯人たちに翻弄され、身代金を奪われてしまいます。しかし、一係は共犯者の一人と思われる人物を特定します。犯人たちは身代金を奪っても子供を解放せず、一係は捜査を続けます。しかし、DJの派手な動きは犯人に把握されており、犯人はそれを理由に子供を解放しない、と通告します。焦るDJは自暴自棄になりかけますが、ドックに諭されます。しかし、DJは強引な賭けに出て、犯人の逮捕に成功します。誘拐事件ということでまずまず緊張感のある展開でしたが、最後はかなり強引な展開でした。決定的な盛り上がりに欠けた感があります。


11話「神戸・愛の暴走」4
 ブルースの妻が撃たれて重傷を負い、病院に運ばれます。犯人はすぐに判明し、激昂したブルースは、警察手帳と手錠を一係に預け、犯人を追います。犯人はかつて銀行を襲撃し、偶然居合わせたブルースに阻止され、銃を暴発させてしまい、恋人を死なせてしまいました。犯人は復讐のため、ブルースの妻を撃った、というわけです。犯人が神戸へ向かうとの情報を得た一係も、トシさん・オサムさん・ドック・マミー・マイコン・DJが神戸に向かいます。若手刑事の暴走は本作の定番の一つですが、今回は、暴走したブルースの動向があまり描かれなかったのが新鮮と言えるでしょうか。悪い試みではないと思いますが、この点はやや不満の残るところです。また、全体的に大きな見せ場が少なかったように思います。この点はかなり不満のでした。ブルースが犯人を追いかける場面で青春のテーマが流れたのは、やはりブルースがジーパンを意識した人物造形だったからでしょうか。ただ、神戸に向かった一係の刑事たちが神戸で短い休息を楽しんでいる時に殿下のテーマが流れた理由はよく分かりませんでした。そう言えば、殿下のテーマが流れたのは久しぶりのような気がします。


12話(最終回)「さらば!七曲署」8
 男性が殺害され、第一発見者に容疑がかかります。この第一発見者は、篁係長の息子でした。篁係長は離婚し、息子は夫についていき、元夫はすでに再婚していました。篁係長の家庭事情は今回初めて描かれました。もっと長期の放送となれば、長さん一家のように色々と話が描けていたのだろうに、と思うと残念です。話は、謎解き要素と篁係長の家族の問題を絡めてなかなか上手く構成されており、最終回に相応しい質だったと思います。話自体は、最終回を強く意識させるような内容ではなく、これからさらに長期間続いても不思議ではない感じでした。その意味で、最終回としてはそっけないとも言えますが、まあこういう終わり方も悪くはない、と思います。篁係長の元夫を演じたのは米倉斉加年氏で、他にも睦五朗氏や中田博久氏がゲストで出演しており、最終回ということもあってか、なかなか豪華な配役になっていると思います。

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