大相撲秋場所千秋楽

 今場所は、御嶽海関の大関昇進もありましたが、やはり注目されたのは、引退の危機を迎えた稀勢の里関でした。その稀勢の里関は、危ない相撲を続けながらも何とか勝ち越し、10勝5敗までもっていきました。勝ち越して二桁まで勝ち星を伸ばしたことで何とか引退は回避できたものの、相撲勘が戻ったとしても、今場所の内容からは以前の力を取り戻せるとはとても思えず、このまま優勝できずに引退することになりそうです。それでも、今場所のように何とか10勝できていれば、「唯一の日本人横綱」ということで、相撲協会がなかなか引退させないかもしれませんが。

 優勝したのは白鵬関で、途中までは全勝で並走していた鶴竜関が後半になって失速したため、14日目に優勝を決め、千秋楽の鶴竜関との結びの一番にも勝ち、全勝で5場所振りとなる41回目の優勝を果たしました。やはり、全盛期よりかなり衰えたとはいえ、まだ現役最強であることは間違いなく、若手が伸び悩んでいるというか、横綱・大関陣の壁をなかなか崩せないなか、少なくとも今後1~2年は、休場を挟みつつ横綱の地位を保ってもらいたいものです。鶴竜関は後半になって失速しましたが、この状況では、白鵬関とともにもう1~2年は横綱の地位を保ってもらいたいものです。

 角番の栃ノ心関は、やはり負傷から回復していなかったようで、負け越すのではないか、と心配しましたが、何とか勝ち越して9勝6敗としました。早く状態を立て直して、来場所以降は優勝争いに加わるよう、期待しています。先輩大関の豪栄道関は12勝3敗、高安関は11勝4敗で、ともにしばらくは大関の地位を維持できそうですし、栃ノ心関の負傷がなかなか癒えず、白鵬関と鶴竜関が不調ならば、優勝も可能でしょうが、豪栄道関は年齢から、高安関は不安定さから横綱昇進は難しそうです。

 大関昇進のかかった御嶽海関は途中から崩れ、何とか勝ち越したものの9勝6敗に終わりました。まだ横綱・大関陣との差は大きいと思っていましたが、それにしても、8日目から見せた脆さは残念でした。大関昇進が完全に白紙に戻ったとまでは言いませんが、来場所の大関昇進は、少なくとも12勝以上で終盤まで優勝争いに絡むことが必要となるでしょう。逸ノ城関は、白鵬関との取り組みで「気合を入れられた」からなのか、後半にやる気を見せて8勝7敗と何とか勝ち越しました。相変わらず、内容に差が大きいのですが、何とか15日間気力を維持し、大関、さらには横綱を目指してもらいたいものです。現在、横綱・大関陣は高安関を除いて全員30代で、照ノ富士関が以前のような強さを取り戻すことには期待できそうにありませんから、逸ノ城関には大いに期待しています。

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