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zoom RSS 中国から日本へのパンダ貸与

<<   作成日時 : 2018/10/23 16:50   >>

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 日本政府は新たなパンダ貸与について中国側と協議を進めていく、との考えを菅官房長官が示した、と報道されました。しかし私は、パンダの古代DNA研究に関して当ブログで取り上げた時に述べたように(関連記事)、中国から日本へのパンダ貸与には大反対です。一つには、パンダの貸与料が高額だからなのですが、もう一つというか、根本的な問題として、パンダは希少動物(近年、絶滅危惧種からは危急種に引き下げられたようですが)だからです。

 もちろん、高額な貸与料がパンダ保護に活用されてきた、という側面はあるのでしょうが、希少動物を長時間輸送して環境の異なる外国に貸与することは、保護・動物倫理の観点からは問題が大きいのではないか、と思います。それならば、パンダの生息域の研究・保護施設を充実させ、パンダのストレスにならないよう、映像機器を設置して世界にパンダの様子を放映し、その視聴料金をパンダの保護に活用すればよいのではないか、と思います。本来の生息環境とは異なる地域での生活がパンダにとってよいはずはなく、その意味では、日本での飼育はもちろん論外ですが、中国内とはいっても、たとえば北京の動物園でパンダを飼育することは問題視されるべきでしょう。

 諸外国でのパンダ受け入れは、「パンダ外交」と揶揄されるような中国政府の方針にも問題がありますが、中央政府・自治体など受け入れ側の国の行政機関と、パンダが間近で見られることを歓迎する受け入れ側の国の住民の方も、中国政府と同等以上に罪深いのではないか、と思います。見た目の愛らしい希少動物を間近で見られることを喜び歓迎するような心性は、現代日本社会における、鰻や鮪など激減と絶滅の可能性さえ指摘されている生物を平然とじゅうらい通り確保・調理し、食べる行為と根底で相通じているのではないか、と思います。それはまた、象牙製品をありがたがって流通させてしまう心性とも通じているでしょう。

 欲望の抑制は格差の固定・拡大にも容易につながりかねないので(逆に、欲望の解放も格差の固定・拡大にも容易につながりかねませんが)、安易に主張したくはありませんが、見た目の愛らしい希少動物であるパンダを間近で見たい、という欲望を現代日本社会は抑えるべきだと思います。この議論は、そもそも動物園は倫理的に許されるのか、という大問題ともつながるのですが、それに関しては考えがある程度まとまったら、いつか当ブログで述べるつもりです。まあ、目途はまったく立っていませんが。

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