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zoom RSS 意外に安倍政権好きな中国知識人

<<   作成日時 : 2018/10/25 04:38   >>

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 表題の記事が公開されました。中華人民共和国体制内のインテリ層の安倍政権評価は意外と高い、とのことです。安倍首相の訪中を目前にして、中国体制内のインテリ層が日本人ジャーナリストにこのように発言したのは、その本音はさておき、中国が日本との関係改善に本気であることを示唆していると思います。やはり、中国の支配層も、現在のアメリカ合衆国との関係が難しい局面で、それが長期化する可能性を懸念しているのでしょうし(関連記事)、日米を多少なりとも離間させられれば、それは中国の利益となるでしょう。

 ただ、この記事にあるように、中国体制内のインテリ層が安倍政権を高く評価しているのは、単に建前・対日工作というだけではなく、本音も少なからずあるのではないか、と思います。やはり、長期安定政権でないと、関係改善に乗り出しにくい、という側面はあるでしょう。中国の政権は2期10年が前提となるので(現在の習近平政権は3期目もあるかもしれませんが)、2006〜2012年の日本のように、毎年首相が交代するような不安定な政治状況よりも、首相個人の国際情勢・歴史認識に(中国側から見て)問題があるとしても、安定した政権の方が、交渉相手としては望ましい、との考えはとくに不思議ではないと思います。

 もっとも、この記事は、領土問題・歴史問題・台湾問題の存在から、日中関係が日米関係のように親密になることはない、と指摘しています。ただ、この認識は現在の力関係・状況に基づくもので、今後大きく変わっていく可能性もあると思います。その場合やはり、ずっと衰退し続けている日本が中国に従属していくことにより、緊密な日中関係になる可能性が高そうですが、米国の動向も関わってくるので、予想の難しいところです。

 現在の力関係は今後大きく変わっていく可能性があるので、中国が日本に攻めてくることはあり得ず、「ネトウヨ」の妄想にすぎない、というようなよく見かけるアンチ「ネトウヨ」派の嘲笑は、現在の力関係を固定的に把握しているという点でかなり問題があると思います。確かに、現状で中国が日本に攻めてくる可能性は皆無に近いと思います。しかし、今後、日米安保がまともに機能しないような状況など、中国が日本に対して軍事的に顕著な優位を確立すれば、中国が日中の境界近くにある日本の実効支配領域を奪いに来る可能性も充分あると思います。

 じっさい、中国はベトナムやフィリピンにたいして、軍事的に優位に立った時にそうした行動を選択しているわけで(ベトナムはベトナム戦争末期、フィリピンは米軍が一時撤退した後、もっとも、中国にとっては「領土奪還」の「正当行為」なのでしょうが)、日本にたいして顕著な軍事的優位を確立したと判断したら、そうした行動に出ても不思議ではないでしょう。もちろん、中国も直接的な軍事衝突は望んでいないでしょうから、軍事的圧力をかけ、日本国内で「現実主義的」判断から中国に譲歩する選択が採られるよう、促していくのでしょうが。

 もっとも、日本が中国に従属すれば、中国もわざわざ日本の実効支配領域に侵攻しないでしょうが、ここまで嫌中世論が日本社会において定着したとなると、その解消は容易ではなく、少なくとも短中期的には、じっさいに中国が日本の実効支配領域に侵攻してきて圧倒されるまでは、日本が中国に従属する可能性は低いように思います。中国が日本に攻めてくることはあり得ない、と「ネトウヨ」を嘲笑するような人々の多くは一方で、発展する中国と衰退する日本および米国との図式を好む傾向にあるような印象があります。日米・米中の力関係の変化を認めている一方で、中国軍による日本支配領域への侵攻の可能性は現在の力関係の固定的な把握を前提にしているという点で、こうした言説は的外れだと思います。まあ、こんなことを言うと、私も無知な「ネトウヨ」として罵倒・嘲笑されるのでしょうが。

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