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zoom RSS Pedro Domingos「分身AIがつくる社会」

<<   作成日時 : 2019/01/13 09:58   >>

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 『日経サイエンス』2018年12月号の特集「新・人類学 ヒトはなぜ人間になったのか」第3部「明日の姿」に掲載された解説です。人工知能(AI)の今後を懸念している人は少なくないと思います。人工知能は人間の仕事を奪い、人間を奴隷とし、ついには殲滅するのではないか、というわけです。しかし本論文は、人工知能は自由意志を持つわけではなく、基本的に人間がプログラムした目標に動かされており、人間の能力の拡張にすぎず、そうした懸念は杞憂だ、と指摘します。本論文が懸念しているのは、人工知能の反逆ではなく、人間による人工知能の誤用です。

 本論文は現時点での機械学習アルゴリズムを5通りに区分しており、最も一般的なのは深層学習(ディープラーニング)です。しかし本論文は、深層学習は知覚問題に適しているものの常識の獲得や推論は苦手で、記号的学習はその逆となる、と指摘します。現時点では、この5通りの機械学習には一長一短がある、というわけです。そこで、マスターキーのような、あるデータから抽出可能なすべての知識を学習できる「マスターアルゴリズム」を作り出そう、と試みられています。その結果として出現するだろう高度な人工知能は、人間の選択をずっと効率的にして、より充実した人生をもたらすだろう、と本論文は推測しています。ただ、高度な人工知能が独裁主義体制に利用される危険性も指摘しているものの、全体的に本論文は楽観的にすぎるのではないか、とも思います。


参考文献:
Domingos P. (2018)、『日経サイエンス』編集部訳「分身AIがつくる社会」『日経サイエンス』2018年12月号P88-93

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