大相撲春場所千秋楽

 今場所は貴景勝関の大関昇進が注目されましたが、10勝5敗で大関昇進を確定的としました。まだ若いだけに、貴景勝関には横綱昇進まで期待したいところですが、押し相撲ですから、横綱として安定した成績を残せるのかというと、疑問が残ります。ただ、横綱・大関陣は高安関を除いて全員30代で、その高安関も29歳ですから、若手力士が伸び悩んでいるなか、貴景勝関が横綱に昇進する可能性は低くないでしょう。押し相撲としては安定感がありますし、時に固さも見られるとしても、精神的にもわりと安定しているようなので、他の若手力士との力関係からいっても、弱い横綱として批判される可能性は低いと思います。ただ、圧倒的な強さを発揮する横綱として認められるようになる可能性も低そうですが。

 貴景勝関が大関に昇進する一方で、栃ノ心関は7勝8敗と負け越し、大関から陥落となりました。しかも、千秋楽に貴景勝関に負けての陥落で、勝った貴景勝関が大関昇進を決めた一方で、負けた栃ノ心関が大関から陥落することになったわけで、大きく明暗を分けた一番でした。栃ノ心関は今場所も負傷からじゅうぶんに回復しておらず、勝ち越すのは厳しいかな、と覚悟はしていたのですが、何とも残念です。負傷から回復すれば、来場所10勝以上もじゅうぶん可能だと思いますので、何とか大関に復帰してもらいたいものです。大関の豪栄道関は12勝3敗、高安関は10勝5敗で、ともに一桁が珍しくなく、負け越しさえあるだけに、なかなかの成績だったと言えるでしょう。ともに、当分は大関の地位を維持できるくらいの力は残っていますが、横綱昇進は難しそうです。

 優勝したのは白鵬関で、実に42回目となり、しかも全勝です。もちろん、今場所も危ない相撲があったように、白鵬関は全盛期と比較すると力は落ちていますし、もう毎場所出場して優勝争いに絡むことも無理でしょう。しかし、稀勢の里関の長期の休場が許されたわけですから、白鵬関が休場を挟みつつ現役を続けても、年に2回ほど優勝していれば、相撲協会も横綱審議委員会も批判すべきではないでしょう。白鵬関は鶴竜関との結びの一番で負傷したかもしれませんが、もし重傷ならば、来場所は休場でもまったく問題ないと思います。鶴竜関は10勝5敗で、満身創痍といった感じですが、白鵬関が休場するか不調ならば、もう1回か2回優勝できるくらいの力は残っていると思います。

 今場所白鵬関と終盤まで優勝を争ったのは逸ノ城関で、14勝1敗でした。相撲内容は、はたき込みも多くてあまり良くはなかったのですが、体格を活かした力強さが目につきました。ついに覚醒したのか、と期待したいところですが、これまで何度か裏切られてきたので、来場所の相撲内容を見ないことには半信半疑です。ともかく、4年半前の新入幕以来の12勝以上だったのですから、今場所を足掛かりに三役に定着し、年内には大関に昇進してもらいたいものです。

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