ファミリー劇場HDリマスター版『太陽にほえろ!』42話~45話

42話「知らない街で・・・」9
 ゴリさんは不審な男性を見かけて追いかけ、知らない街で事件に巻き込まれていきます。その街では黒岩という暴力団の組長である男性が大きな力を有していました。黒岩は古山という定年間近のベテラン刑事と親しく、古山の上司である新谷係長は、古山が黒岩と癒着しているとして、暴力団に厳格に対処しようとしますが、古山は現実的な対応で無難に定年を迎えようとします。そんな古山は、縁のない土地で奮闘するゴリさんの熱意を見て、黒岩と決着をつけようと決意します。ベテラン刑事の覚醒と覚悟が描かれ、なかなか楽しめました。犯人を前に醜態を晒してしまった古山と新谷係長の共通点や、古山の娘と、古山とは折り合いの悪い上司である新谷係長との交際も、物語の背景として話を面白くしていたように思います。


43話「きれいな花にはトゲがある」7
 連日ゴリさんに西田とも子と名乗る女性から花が送られてきます。ゴリさんは身に覚えがないと怒りますが、一係の面々は軽く受け取り、ゴリさんをからかいます。西田はゴリさんが七曲署から出た隙を狙ったかのように一係を訪ねます。ゴリさんはボスとともに、西田の務める店に行き、西田に婚約者とか金を貸したとか言われて激昂し、暴行と結婚詐欺で訴えられます。西田の謎めいた行動の目的は途中で明らかとなりますが、不気味さとゴリさんが追い詰められていく様子はなかなか上手く描かれていたように思います。一係の固い結束がこの頃にはすっかり確立していたことも窺え、放送開始から10ヶ月近く経過し、だんだんと作風が落ち着いてきたのかな、とも思います。今回、ゴリさんの本籍が長崎県とされていましたが、最終的には熊本県で落ち着いたように記憶しています。


44話「闇に向かって撃て」8
 長きにわたって度々登場した鮫島勘五郎ですが、今回が初登場となります。鮫島は最初から破天荒な人物として描かれており、これは最後まで変わりませんでした。鮫島は偶然殺人事件を目撃し、追いかけていた犯人に殴られて視力を失います。鮫島は手術を受けることになりますが、失明するかもしれないので、いつまで刑事でいられるか分からないということで、ボスに捜査の助手として一人貸してほしい、と頼みます。ボスは殿下を選びますが、殿下は破天荒な鮫島に反感を抱いており、一方で鮫島は殿下が頼りないことに不満を抱き、衝突し続けます。しかし、共に捜査を続けて犯人に襲われるなど苦労を共にするうちに、次第にお互いを認め合っていくようになります。対照的な二人が反発し合い、やがてお互いを認め合っていく、という展開は王道的です。鮫島のキャラは最初からしっかり立っていますし、なかなか楽しめました。鮫島勘五郎がこの後度々登場して、シリーズ化したのも納得できます。鮫島が殿下を信頼している様子はこの後度々描かれましたが、今回を視聴していれば、納得がいきます。


45話「怒れ!マカロニ」5
 暴力団の幹部が殺され、若い男性が身代わりに出頭します。その男性はマカロニの中学の同級生でした。身代わりの出頭は本作で度々描かれており、狭い世界での立身出世に命をかける若者は、本作の定番とも言えます。若者らしい思慮に欠けた視野の狭さで、その若者と若手刑事が絡み、若手刑事が暴走することも本作の定番です。本作は若手のマカロニ主演の青春ドラマとして始まったとも言えるので、初期はこういった話が多いように思います。今回は、話が二転三転したのでそこそこ楽しめましたが、王道的ということは陳腐でもあるわけで、新鮮さに欠けたところがあるのは否定できません。

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