日本における対韓感情の世代差

 日本における大韓民国への感情の世代差に関する、毎日新聞の澤田克己記者の記事が公表されました。この記事は、「なぜ嫌韓は高齢者に多いのだろうか」と題した澤田氏のコラムへの批判的な記事への対応といった内容になっています。確かに、澤田氏が指摘するように、最新(2018年10月)の日本国内世論調査では、若い世代よりも高齢世代の方が、顕著に対韓感情は悪くなっています。こうした結果が出ると、世代論を言い出す人が少なくないようで、社会に一般的に見られる高齢者批判と結びつけられる傾向にあるように思います。澤田氏の記事も、高齢世代の嫌韓感情の一因として定年後の社会からの疎外感を挙げています。じっさい、以下のような反応があり、そうした反応はありふれているように思います。

脳内の新陳代謝が滞っている感じ。
世代交代しないと、やっぱり社会は活性化しないんだろうなぁ。


 しかし、素朴な常識論になってしまいますが、世代間での有意な違いを、各世代への肯定的もしくは否定的な印象と安易に結びつけてはならない、と思います。この件で言えば、若い世代の対韓感情が高齢世代よりも顕著に良いことを、「頭の固い」高齢世代と「柔軟で偏見に囚われない」若い世代といった通俗的な世代論と結びつけてよいのだろうか、というこです。では、若い世代の対韓感情が高齢世代よりも顕著に良いことを、そうした通俗的な世代論と絡めて好意的に受け取る人は、近年、高齢世代よりも若い世代で有意に自民党支持率が高いことも、若い世代への肯定的な印象と結びつけて論じるのか、ということでもあります。世代間で有意な違いの見られる事象は興味深く、その理由を追求することは必要でしょうが、それを通俗的な世代論と安易に結びつけてはならないでしょう。

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