大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』第27回「替り目」

 東京の金栗四三を兄の実次が訪ねてきます。実次は四三に、熊本に帰るよう促した後、帰郷します。四三が決断を躊躇う中、実次危篤との電報が入り、四三は慌てて帰郷しますが、実次はすでに亡くなっていました。四三は熊本に帰る決断をして、嘉納治五郎に報告します。東京にオリンピックを誘致する話が出てきて意気軒昂の嘉納は、四三を引き留めようとしますが、兄が亡くなり、母も老いたので、これまでの分も孝行しようという四三の決意は固く、熊本に帰ります。

 四三から田畑政治へと主人公が交代して3回目となりますが、これまで四三の出番もそれなりにありました。すでに話の方は完全に田畑中心になっていましたが、まだ第一部の続きといった感もありました。今回は、四三が嘉納に帰郷を報告したさいに田畑と会い、完全な主役交代を印象づける場面になっており、感慨深いものがありました。ただ、そうした節目の回だったのに、まだ本筋とあまり上手く接続できていない古今亭志ん生(美濃部孝蔵)の場面がそれなりに長かったのはやや残念ではありました。まあ落語の方も、すでにいくつかの繋がりが示唆されているので、そのうち本筋と上手く接続するのではないか、と今でも期待してはいるのですが。

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