同じアジア人を差別する輩は絶対に許さねえ

 表題の古谷経衡氏の発言がTwitterで注目されているようです。全文を引用すると、

俺は反米右翼の民族保守だ。と同時にアジア主義者だ。同じアジア人を差別する輩は絶対に許さねえ。アジア国家の政権批判は全然良い。だが同じアジア人へのいわれなき差別は絶対に許さん。

となります。差別は誰が相手であろうとよくない、ということくらいは古谷氏も百も承知でしょうから、この点は無視します。私が気になるのは、

日本は西側国家でほぼ唯一、アラブ寄りとみられている(その幻影も崩れつつあるが)。よってアメリカが主導するホルムズ海峡有志連合などには間違っても参加してはならない。イランは日本の友邦であるから、イランを刺激してはならない。断固参加NOというべし。

発言し、イランはアラブではない、と多くの人から指摘されたら、

イランは反イスラエル、湾岸諸国という視点から「広義のアラブ」の含意として文中で使用したことは間違いではないのではないか。

弁明した古谷氏の考える「アジア」とはどこなのか、ということです。イランをアラブの一地域くらいに考えているというか、アラブとイランの区別のつかない人は、現代日本社会においてかなりの割合で存在するのではないか、と思います。名門高校→東大法学部→有名大手企業で現在は管理職という私の知人は、管理職に就任するずっと前ですが、イランもアラブの一地域と考えており、この経歴の人でもその程度の認識なのか、と驚いたことをよく覚えています。現代日本人の多くにとって、やはりイランもアラブも縁遠い地域なのでしょう。

 古谷氏の認識もこの程度ですから、上述の発言における「アジア」とは、最近当ブログで述べたように(関連記事)、おそらくアジア東部を指すのでしょう。具体的な国は、中国と南北朝鮮と日本(と台湾?)です。そもそも、アジアという概念がヨーロッパ発祥で、近代になってさらにヨーロッパ中心的な性格を強めましたから、本来ならば根本的に見直すべきなのでしょう。文化(歴史)的にも遺伝的にも、アジア南西部は日本も含めてアジア東部よりもヨーロッパの方とずっと近縁ですから、たとえばイランを日本と同じ「アジア」に区分し、ヨーロッパと対比させるというような枠組みには無理が大きいと思います。とはいっても、私程度の見識と能力では、適切な代替案が容易に思い浮かぶはずもありませんが。

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