大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』第38回「長いお別れ」

 嘉納治五郎はカイロで開かれたIOC(国際オリンピック委員会)総会で1940年の東京オリンピック開催を改めて認めさせた後、帰路の船中で亡くなります。田畑は嘉納の遺志を継いでオリンピック開催を訴えますが、イギリスもフランスも日中戦争(当時は事変扱い)を理由に不参加を伝えてきて、ついに副島道正は、開催中止を決断するよう、政府に訴えます。日中戦争終結の目途が立たない政府も、ついに1940年の東京オリンピック中止を発表します。それでも、金栗四三の弟子の小松勝は、1940年の夏季オリンピック大会が他の都市で開催されることを信じて、希望を失いません。しかし、1939年、第二次世界大戦が勃発し、1940年の夏季オリンピック大会は中止となります。今回は一気に時代が進み、太平洋戦争が勃発し、1943年、小松勝は学徒出陣により出征することになります。

 今回は、1940年に東京で開催予定だった夏季オリンピック大会の中止が主題になるのかと思ったら、あっさりとした描写でした。もっとも、前回までにその過程はよく描かれていたので、さほど不満ではありません。その代わりに今回は、小松とりくの結婚と、古今亭志ん生(美濃部孝蔵)をめぐる物語が長く描かれました。五りんの両親が小松勝とりくであることは、ほとんどの視聴者には予想がついていたでしょうから、予定調和的ではありますが、本筋と落語パートが明示的につながったという意味で、感慨深くもあります。今回は全体的に暗い話となり、次回もそうなりそうですが、ここは避けて通れないので、どのように描かれるのか、本注目しています。

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