大河ドラマ『麒麟がくる』第17回「長良川の対決」

 斎藤道三は息子の高政(義龍)との戦いに向かいますが、圧倒的に不利なのは否めません。それでも、道三の娘の帰蝶を妻とする織田信長は、道三を助けるため出陣しようとします。高政は明智家が参陣しないことに苛立っていましたが、明智光秀(十兵衛)はすでに叔父の光安に続いて道三陣営に加わると決めていました。長良川で戦いが始まり、高政自らが大軍を率いて前線に出てくると、大勢は決します。敗北が決定的となっても道三は逃げず、単騎で高政の陣に向かい、高政に一騎討ちを挑み、高政も応じます。降伏を勧告する高政に対して、誰が父親か答えよ、と道三は問いかけます。あくまでも土岐頼芸を父親と主張する高政は、配下の兵士たちに道三を討ち取らせます。高政は、この先ずっと親殺しの汚名がつきまとう、と道三に負けたことを悟ります。

 そこへ現れた光秀に対して、高政は自分に従えば道三側に加担したことを許す、と提案しますが、あくまでも自分の父親は土岐頼芸と言い張る高政に対して、土岐頼芸にも高政にもないものを有していた道三は立派な主君だと言い、従わない意思を表します。高政は光秀に、次に会えば殺すと伝えます。明智城に帰還した光秀に、叔父の光安は家督を譲り、息子の左馬助(秀満)とともに落ち延び、いつか城主として復活するよう、言い残します。光秀は、母・妻・光安たちとともに落ち延びる決断を下します。一方、父の死を知らされた帰蝶は、伊呂波太夫に美濃に行くよう依頼します。

 今回で、これまで強い存在感を示してきた道三が退場となり、何とも寂しいものです。大河ドラマというか時代劇でよく見られる大将同士の一騎討ちは、正直なところ不自然であまり好きではありませんが、今回は、高政が道三との親子関係に向き合えるのか、という主題だったので、一種の心象風景と考えればよいのかな、とも思います。ただ、道三が討ち取られた後の光秀と高政のやり取りはもっと不自然で、さすがに受け入れがたかったのですが、高政の決断を光秀が確かめたという側面もあり、両者の子供の頃からの関係を考えると、こちらもやはり一種の心象風景と考えればよいのかもしれません。色々と違和感の拭えない話・演出ではありましたが、ドキュメンタリーではなくドラマなのですから、このような演出もありかな、とは思います。

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