大河ドラマ『麒麟がくる』第19回「信長を暗殺せよ」

 織田信長は弟の信勝を殺し、母である土田御前に謝るとともに、恨み言をぶつけます。土田御前は、信長が小さい頃から自分の大切なものを壊してきた、と信長を責め立てます。1558年(西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)、越前で浪人として逼塞していた明智光秀(十兵衛)は、国主の朝倉義景に呼び出され、将軍の足利義輝が三好長慶と和睦して戻った都の様子を探るよう、命じられます。久々に都に来た光秀は、三淵藤英・細川藤孝と再会します。

 光秀は藤孝から、信長が上洛してくる、と聞きます。藤英・藤孝とともに義輝に随行した光秀は、上洛してきた斎藤義龍(高政)と再会します。光秀は藤孝から、義龍による信長殺害計画がある、と聞きます。光秀は藤孝から、義龍を思いとどまらせる力は義輝にはないので、松永久秀を頼るよう、進められます。光秀は久秀とも再会し、久秀は光秀が無事だったことを喜びます。光秀に依頼された久秀は、信長殺害計画を思いとどまるよう、忠告します。義龍は光秀を呼び、いずれ信長を討つ、と宣言します。義龍は、尾張を併合して国を大きくするため、自分に仕えるよう、光秀に言いますが、光秀は即座に断ります。義龍は、多くの者を殺してきたが、信頼できる者はいないと光秀に打ち明け、どこにも仕えず何をしたいのか、と尋ねます。すると光秀は、ダリも手出しのできない大きな国を作る、という道三の遺言に従っている、と答えます。義龍は光秀に別れを告げ、もう会うこともないだろう、と言います。

 信長は義輝に謁見し、尾張平定を報告するとともに、今川の尾張侵攻を思いとどまらせるよう、願い出ます。義輝は信長に、今川義元よりも高い官職を提示しますが、それで今川が尾張侵攻を諦めるのか、信長も将軍近臣たちも懐疑的です。義輝は、自分には力がないと自嘲します。信長は久秀とも会い、尾張と摂津を交換し、交易に励みたい、と言い出します。もちろん、認められるわけはありません。久秀も、信長に不気味なところがあるのを認めます。

 今回は、光秀と斎藤義龍(高政)の再会とともに、都の情勢が描かれました。主要人物を通じて都の政治状況と将軍の無力を描く話は、歴史ドラマとしてよかったように思います。信長の不気味なところが本作では強調されてきましたが、光秀が信長に仕えるようになって、信長と光秀の関係がどのように変わってくるのか、注目されます。義龍は、再会すれば殺すと宣言していた光秀に、自分に仕えるよう誘いました。語りで義龍は2年後に病死したと明かされ、今回で退場となるのかもしれません。もちろん、義龍の最も信用する人物が「学友」である光秀ということもあるのでしょうが、すでに病気を自覚し、弱気になっていたのかもしれません。できれば、義龍の心理描写にもう少し時間を割いてもらいたかったものですが、あるいは撮り直しの影響で当初の予定より削られたのでしょうか。

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