鈴木眞哉『戦国時代の計略大全』

 PHP新書の一冊として、2011年6月にPHP研究所より刊行されました。奇襲・水攻め・火攻め・伏兵・内応などといった、合戦における奇策・計略の事例を紹介しています。軍記物や講談が出典の話も多いので、単に紹介するだけではなく、創作の可能性が高いなどといった評価もなされています。戦国時代の事例が中心なのですが、南北朝時代や平安時代末期など他の時代や、ヨーロッパなど日本以外の事例も紹介されています。

 本書は気軽に読める雑学本といった感じで、深く感銘を受けるということはないのですが、戦国時代を中心に多くの事例が取り上げられているので、一読の価値はあると思います。興味深かったのは「空城の計」の事例で、戦国時代や三国時代の話は知っていましたが、ヨーロッパにも似たような話があるようです。イングランドがノルマンディーに領地を有していた頃、フランスがノルマンディーのイングランドの城を攻めたところ、守将が三ヶ所あった城門を全て開放し、フランス軍は何か計略があると思って攻めてこなかったそうです。そこで、イングランド軍は出撃し、激闘の末フランス軍を撃退した、という話なのだそうですが、この話の真偽については言及されていませんでした。

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