大河ドラマ『麒麟がくる』第28回「新しき幕府」

 1568年(西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)9月、織田信長は足利義昭を奉じて上洛し、松永久秀も信長に面会に行きますが、自分が三好三人衆と通じていると疑われているのではないか、と懸念していました。じっさい、諸勢力の処遇を論じる評定にて、足利義輝の殺害に久秀が加担していたので処分すべきと三淵藤英は主張しますが、信長家臣の柴田勝家は、久秀の功績を主張して激論となります。義昭は、信長の主張通り久秀を受け入れるよう、藤英を説得します。久秀は信長に茶器を献上して歓心を買い、筒井順慶など大和の豪族と戦うつもりだ、と明智光秀(十兵衛)に言い、さらに朝倉義景の動きが怪しい、と光秀に伝えます。義昭は、幕府再興のために摂津晴門を政所で起用するよう信長に打診し、信長も受け入れますが、義輝を補佐できなかった晴門の起用に、細川藤孝も明智光秀(十兵衛)も不安に思います。1569年1月、義昭が拠点としていた本圀寺を三好三人衆が襲撃しますが、義昭には援軍が到来し、三好三人衆は撤退します。光秀は、幕府の中に三好と通じている者がいる、と推測します。信長は義昭の新たな居城の建築に取り掛かりますが、光秀は石仏が用いられていることに気づきます。信長は、子供の頃に仏像を粗末に扱い、母親に罰が当たると叱られたものの、何も起きなかった、と無邪気に言います。そんな信長に光秀は違和感を抱いていたようです。

 今回から摂津晴門が登場となります。晴門はいかにも守旧的な典型的悪役といった感じですが、これまでの作風からして、単純な悪役にはならず、晴門なりの主義主張も描かれるのではないか、と思います。今回は、今後の展開で重要となるやり取りも描かれました。松永久秀は筒井順慶を討つと意気込んでいましたが、義昭は順慶を赦免して優遇し、そのために久秀は義昭と対立します。また、久秀は光秀に、義昭に投降したり命乞いに来たりした者を見苦しいと言っており、これは久秀の最期とも関連しそうです。まあ久秀もこの後、一度は信長に投降して赦されていますが。石仏の件は、光秀が信長に対して明確な違和感を抱く契機になったという点で、たいへん注目されます。光秀は信長に重用されますが、最終的には本能寺の変に至ります。今回のような信長への違和感というか不安感の蓄積により、光秀は信長に叛いた、という流れになるのでしょうか。本作も後半に入り、そろそろ本能寺の変の原因も気になっていたところなので、今回の描写はとくに印象に残りました。

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