大相撲十一月場所千秋楽

 これまで当ブログでは九州場所と表記してきましたが、今場所は東京の両国国技館開催となったので、十一月場所としました。今場所は初日から白鵬関と鶴竜関の両横綱が休場となり、混戦が予想されました。さらに、大関の朝乃山関が負傷により3日目から、先場所優勝して大関に昇進した正代関が5日目から休場となり、横綱・大関陣5人のうち4人が5日目までに休場となりました。とくに、注目されていた新大関の正代関の休場には、相撲協会も頭を抱えたことでしょう。

 今場所も大混戦が予想されましたが、優勝争いは、出場力士では番付最上位となる貴景勝関が引っ張り、千秋楽の時点では1敗の貴景勝関と2敗の照ノ富士関に絞られ、序盤に懸念したほどの混戦にはなりませんでした。千秋楽結びの一番で貴景勝関と照ノ富士関が対戦し、照ノ富士関が貴景勝関の突き押しに耐え、組み止めて寄り倒して勝ち、優勝決定戦となりました。優勝決定戦では、貴景勝関が一方的に照ノ富士関を攻め立てて押し出しで圧勝し、13勝2敗で2回目の優勝を果たしました。貴景勝関は来場所横綱昇進に挑むことになりそうですが、突き押し一辺倒で、組むと十両以下の実力のように思われるので、横綱昇進は難しそうですし、横綱に昇進しても安定した強さを発揮することはできないでしょう。

 照ノ富士関は、もちろん膝の状態が万全ではなく、全盛期の力をまだ取り戻せてないと言えるでしょうが、両横綱が衰え、大関陣は盤石ではなく、他の大関候補も伸び悩むなか、結びの一番を見ると一時期よりも下半身の粘りがずっと強くなりましたから、大関復帰にできる可能性が高くなってきたように思います。照ノ富士関は怪我をして長期休場に追い込まれた反省からか、以前よりも強引な相撲はずっと少なくなりましたし、またよく考えた上手い相撲をとるようになりました。両横綱の衰えは明らかですから、膝の状態がさらに良くなれば、という条件付きではありますが、横綱昇進もあるかもしれません。

 今場所は、大関3人の明暗がはっきりと分かれましたが、とくに朝乃山関に関しては、長期の出稽古禁止による実力の近い稽古相手の不在が悪影響をもたらしたように思われます。一方、貴景勝関は、今場所新関脇で8勝7敗と勝ち越した隆の勝関と同部屋で、稽古相手に恵まれていることが、好調につながっているように思います。貴景勝関よりも朝乃山関の方が次の横綱に相応しい、と考えている相撲愛好者(相撲協会も?)は多そうですが、朝乃山関にとっては何とも不運な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行です。朝乃山関も正代関も来場所は角番となりますが、2人とも普通以上の状態で出場できれば大関陥落はないでしょう。

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