大河ドラマ『青天を衝け』第1回「栄一、目覚める」

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあり、例年より1ヶ月遅れて新作大河ドラマの放送が始まりました。主人公の渋沢栄一の一般的な知名度は、次の1万円札の肖像に起用されたこともあり、低いとまでは言えないとしても、本作の前後の大河ドラマの主人公である、西郷隆盛や明智光秀や徳川家康と比較すると大きく劣ることも確かです。また、大河ドラマで幕末ものや近代ものは視聴率で苦戦する傾向にあり、本作の視聴率も低迷しそうですが、そうなったとしても、大河ドラマ存続の観点からも、質の高い作品になるよう願っています。

 まず、徳川家康が登場して日本史の解説を始め、家康が登場するとは聞いていましたが、この構成には驚きました。今回家康は、途中でも少し登場しましたが、語りというわけでもなく、どのような役回りなのでしょうか。さすがに毎回登場するわけではなさそうですが、あるいは節目に登場して解説する役割を担うのでしょうか。物語は、1864年(西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)、主人公の渋沢栄一が徳川慶喜に直訴する場面から始まります。色調は、昨年の『麒麟がくる』の初回よりも落ち着いている感じです。オープニングも落ち着いた感じで、やや盛り上がりに欠けるかもしれませんが、今後聴き続けていくと印象が変わるでしょうか。成人後の栄一と徳川慶喜は初回の顔見世といった感じで、オープニング後、物語は1844年から始まり、子供時代の栄一が描かれます。

 初回は、強情で行動力があり、好奇心が強い、という栄一の個性が浮き彫りにされました。栄一の家族・親族を中心に、当時の豪農と農村の在り様も描かれました。まだ幕末動乱前夜で、農村場面の描写は、大きな歴史の動きを期待する大河ドラマ視聴者には不満かもしれませんが、それは水戸藩や幕府の場面で描いていく、という構成なのかもしれません。両者を上手く接続できるか否かが、序盤の評価に関わってきそうです。初回は、まだ幕末動乱前夜とはいえ、ロケを多用してなかなか迫力のある映像になっていたと思います。本作への一般的な期待はあまり高くなさそうですが、初回を視聴した限りでは、少なくとも外れではないかな、と思います。昔からの大河ドラマ愛好者の意見とは大きく異なりそうですが、近年の大河ドラマはほぼ当たりだと私は考えており、本作も当たりになりそうかな、との予感を抱いた初回でした。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント