大河ドラマ『青天を衝け』第23回「篤太夫と最後の将軍」

 今回は、ヨーロッパでの栄一(篤太夫)の活躍と、慶喜視点の国内政局が描かれましたが、国内政局は一気に大政奉還から王政復古まで進みました。ヨーロッパには慶喜の命を受けて栗本鋤雲が来るなど、ヨーロッパの栄一の動向と国内政局とが連動して描かれているのはよいと思います。原市之進の殺害は、なかなかよいキャラだっただけに、分かってはいても悲しいものです。そういえば、もう四半世紀近く前に熱心にやったゲーム『維新の嵐 幕末志士伝』でも原市之進は優秀な能力設定になっており、陸奥宗光とともに説得の補助役としてよく起用したものでした。

 国内政局の描写では、慶喜の思惑が独り言の形で示されました。ややご都合主義的とも言えるかもしれませんが、平岡円四郎に続いて原市之進も殺され、相談役がいない慶喜の孤独を示したという点で、悪くはなかったと思います。ただ、大政奉還にいたる政治的描写は明らかに不足していたので、幕末歴史ドラマとしては疑問が残るところではあります。ただ、本作の主人公はあくまでも栄一なので、海外に出ている栄一から見た国内政局の分かりにくさ・不透明さを視聴者に印象づけるという意味では、悪くない構成だったように思います。せっかく盛り上がってきたのに、オリンピック中継のため3週放送休止となり、次回の放送が来月(2021年8月)15日になるのは何とも残念です。

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