『卑弥呼』第8集発売

 待望の第8集が発売されました。第8集には、

口伝55「天命」
https://sicambre.at.webry.info/202101/article_27.html

口伝56「祈り」
https://sicambre.at.webry.info/202102/article_5.html

口伝57「事代主」
https://sicambre.at.webry.info/202102/article_23.html

口伝58「埃国にて」
https://sicambre.at.webry.info/202103/article_5.html

口伝59「厲鬼」
https://sicambre.at.webry.info/202103/article_20.html

口伝60「油津の怪」
https://sicambre.at.webry.info/202104/article_6.html

口伝61「日下」
https://sicambre.at.webry.info/202104/article_22.html

口伝62「遭逢」
https://sicambre.at.webry.info/202105/article_7.html

が収録されています。連載時には「第*話」となっていましたが、単行本では「口伝*」となっています。単行本では「真説・邪馬台国伝」との副題がつけられています。それぞれの話については、上記の記事にて述べているので、ここでは繰り返しません。第8集では、これまでほぼ九州が舞台だったのに対して、ついに本州が本格的に描かれるようになり、ますます壮大な話になりそうなことともに、当分は疫病の流行とその対応および諸勢力の思惑と駆け引きが中心になりそうなことを予感させます。

 第8集では聖地である出雲の主である事代主(コトシロヌシ)が登場し、これまで作中で何度も言及されていた、サヌ王(記紀の神武天皇と思われます)が築いた日下(ヒノモト)の国もついに描かれました。日下の都は纏向遺跡と思われ、人の姿が見当たりませんが、そこで登場した女性はモモソと名乗ります。ヤノハに殺された山社(ヤマト)のモモソが後世に倭迹迹日百襲姫命として伝えられたのかな、と予想していましたが、日下のモモソはフトニ王(記紀の第7代孝霊天皇でしょうか)の娘と名乗っており、こちらの方が後世の伝承に近い設定のようです。ヤノハが日下とどのような関係を築くのか、まだ連載でも明らかになっておらず、作中の山場になりそうなので、注目されます。なお、第1集~第7集までの記事は以下の通りです。

第1集
https://sicambre.at.webry.info/201903/article_49.html

第2集
https://sicambre.at.webry.info/201908/article_60.html

第3集
https://sicambre.at.webry.info/202002/article_1.html

第4集
https://sicambre.at.webry.info/202008/article_5.html

第5集
https://sicambre.at.webry.info/202012/article_37.html

第6集
https://sicambre.at.webry.info/202105/article_5.html

第7集
https://sicambre.at.webry.info/202108/article_3.html