白保竿根田原洞穴遺跡の新たな人骨

 沖縄県石垣島の白保竿根田原洞穴遺跡で出土した人骨のうちの1点が、放射性炭素年代測定法により、日本列島の人骨として現時点では最古となる20000年前頃だと判明した、との報道を以前このブログで取り上げ、
http://sicambre.at.webry.info/201002/article_6.html
同遺跡の破壊についての報道もこのブログで取り上げましたが、
http://sicambre.at.webry.info/201003/article_13.html
同遺跡で24000~20000年前頃と推定される地層から、新たに人骨片が発見されたことが報道されました。
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011012001000768.html

 この時代の「石垣島人」は、もちろんホモ=サピエンス(現生人類)でしょうが、おそらく現代の日本列島の住民の主要な遺伝子源ではないでしょう。しかし、日本列島やその周辺地域の初期現生人類の形質や移動・拡散経路を研究するうえで、たいへん貴重な人骨であることは間違いなく、今後の研究の進展を期待しています。石垣島での出土ということで、DNAの採取・分析は難しいでしょうが、もし成功すれば、たいへん貴重な遺伝学的データとなるでしょう。

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