大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』第9回「義父の涙」

 陳腐な物語と言ってしまえばそれまでなのですが、前半最大の山場であろう次回に向けて舞台を整えた、とも言えるでしょう。色々と批判はあるでしょうが、分かりやすく泣ける話を創ろう、との意図はよく伝わってきましたし、それはかなりの程度表現できていたのではないか、とも思います。この作品を取り上げると、どうしても視聴率について触れてしまうのですが、それは、この作品が3年前の大河ドラマ『篤姫』の再現を企図した、露骨な視聴率狙いの作品であり、高視聴率狙いという以外に、今のところ強く訴えたいものが見えてこないためです。

 今回も次回も強力な裏番組はないようですし、話は陳腐とはいえ分かりやすく、勝家役の大地康雄氏の熱演もありますので、今回は21~22%、次回は23~24%はいくのではないか、と予想しています。問題はその後で、物語が迷走して昨年の『龍馬伝』のように中盤以降視聴率が低迷する可能性は低くないでしょう。次回の題材は物語を描くうえで格好と言えるので、盛り上がって当然であり、その後こそ真に脚本家の手腕が問われるのだと思います。

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