大河ドラマ『青天を衝け』第19回「勘定組頭渋沢篤太夫」

 栄一(篤太夫)は一橋家の財政の充実に奮闘し、一橋家の勘定組頭に抜擢されます。栄一が藍の商売で培った才覚と経験を活かしていくものの、それが順調に進むわけではなく、抵抗も描かれるところは、ドラマとして単調ではなく、なかなかよいと思います。今回は、財政の充実による富国強兵を図る人物として、幕府の小栗忠順(上野介)と薩摩の五代才助(友厚)も描かれました。五代は顔見世程度だった初登場時とさほど出演時間は変わらなかったかもしれませんが、幕末政治に本格的に関わってきた感があり、初登場時よりも見せ場があったように思います。小栗と五代は栄一との対比で描かれることになりそうで、楽しみです。まあ現時点では、小栗・五代と栄一とでは身分に大きな違いがありますが。

 これまで見せ場のなかった大久保一蔵(利通)も、松平春嶽を訪ねて説得し、今回初めて見せ場がありました。大久保は明治時代になって栄一と関わりますし、幕末政局でも重要人物だけに、今後も見せ場がありそうです。本作の準主人公とも言うべき一橋慶喜は政界に復帰後、中央政局の描写が多く、今回も見せ場がありました。慶喜の勤皇は今回もこれまでもよく描かれており、孝明天皇からの厚い信任も改めて明示されました。そのため孝明天皇の突然の崩御は将軍に就任していた慶喜にとって打撃だった、という話になりそうです。鳥羽伏見の戦いでの慶喜の逃走は、勤皇という観点から描かれるのでしょうか。

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