テーマ:大河ドラマ

大河ドラマ『青天を衝け』第13回「栄一、京の都へ」

 これまで、栄一視点の農村部の話と、徳川慶喜を中心とする「中央政界」の話が、一瞬交わることはあったものの、栄一と喜作は京都に行くことになり、今回からはいよいよ融合していくことになります。ただ、農村部の話もそれなりに描かれそうで、農村部の視点からの幕末の描かれ方も注目されます。京都への途中で栄一と喜作は初登場となる五代才助(友厚)と遭遇し…
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大河ドラマ『青天を衝け』第12回「栄一の旅立ち」

 栄一たちは横浜の外国人居留地を焼き討ちしようと計画し、まず高崎城を占拠しようとします。喜作とともに江戸に出て平岡円四郎と再会します(とはいっても、両者ともに過去の遭遇を覚えていないでしょうが)。栄一は平岡に自分には志があると言い、平岡は栄一と喜作に一橋家(と最初は栄一と喜作には明かしていないわけですが)に仕えるよう誘いますが、栄一は断…
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大河ドラマ『青天を衝け』第11回「横濱焼き討ち計画」

 今回は、幕末の動乱の中で、栄一や長七郎のような農村知識層の青年の焦燥が描かれ、幕末のドラマらしくなっていると思います。最近取り上げた町田明広『攘夷の幕末史』に従うならば、この時点での栄一たちは、通商条約を直ちに破棄してそれによる列強との戦争も辞さない、とする「小攘夷」派に分類されるでしょう(関連記事)。栄一たちは横浜焼き討ちを計画し、…
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大河ドラマ『青天を衝け』第10回「栄一、志士になる」

 喜作が江戸に留学することを知って焦った栄一は、自分も江戸に行きたい、と父に頼み込み、1ヶ月だけではあるものの許可されます。開国し、物価高騰など世情が騒然とするなか、一定以上の知識層の中に栄一のような直情的な行動を起こす者もおり、そうした雰囲気がよく描かれているように思います。栄一は江戸で喜作や長七郎と再会し、長七郎の師である大橋訥庵や…
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大河ドラマ『青天を衝け』第9回「栄一と桜田門外の変」

 今回は安政の大獄の影響を中心とした話となりました。栄一は江戸から一時的に戻った長七郎から政治情勢を聞き、感化されていきます。当時、このように留学や公務などで江戸に行き地方に戻った人々が地元の人々に思想的影響を及ぼしていき、そうした構造はすでに幕末動乱以前にかなりの程度築かれていたのでしょう。まだ栄一の農村部の話と「中央政界」の話とが直…
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大河ドラマ『青天を衝け』第8回「栄一の祝言」

 今回は、農村部の話では渋沢栄一と千代の結婚をめぐる喜作も交えた三角関係と、その決着としての栄一と千代との結婚、および喜作と「よし」との出会いが、「中央政界」の話では安政の大獄が描かれました。栄一と喜作との関係は後腐れのないもので、一層結びつきが強くなったようです。農村部の話は青春群像劇といった感があり、青春群像劇と激動期は一般的に相性…
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大河ドラマ『青天を衝け』第7回「青天の栄一」

 今回、徳川家康の解説では江戸時代の漢詩の重要性が指摘され、近代以降の日本社会、とくに第二次世界大戦後には、日本史における漢詩の重要性はあまり意識されていないように思うので、よかったと思います。主人公の渋沢栄一を中心とする農村部の話は、千代をめぐる栄一と喜作の三角関係が描かれました。大河ドラマ愛好者にはこうした話を嫌がる人が多いかもしれ…
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大河ドラマ『青天を衝け』第6回「栄一、胸騒ぎ」

 今回冒頭で、徳川家康により水戸藩における尊王の伝統が語られました。本作でもう一人の主人公と言えそうな徳川慶喜の言動を理解するうえで、これは重要となるでしょうから、適切な解説だったと思います。最初は、幕末~近現代の大河ドラマに徳川家康が登場するという演出には懐疑的でしたが、今では、解説がなかなか的確なこともあり、成功と言えるように思いま…
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大河ドラマ『青天を衝け』第5回「栄一、揺れる」

 今回は大相撲春場所初日で後半に2番取り直しがあったため、相撲中継が18時過ぎまでずれ込み、放送開始が4分遅れました。そのため、予約録画が機能せず、急遽ワンタッチ録画を使いました。最近の録画機ならば、昔と比較して高機能なので前番組の延長にも対応してくれるものかと思っていましたが、何とも残念でした。私の設定が悪かったのかもしれませんが。前…
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朝ドラ『繭子ひとり』で延命の嘆願が寄せられた露口茂氏

 『女性自身』2021年3月23・30日号に朝ドラ特集記事が掲載されていました。朝ドラ史上平均視聴率が最高の作品は、1983年4月1日から1984年3月31日まで放送されていた『おしん』であることは、よく知られています。この特集記事によると、朝ドラ史上平均視聴率第2位の作品は、1971年4月5日から1972年4月1日にかけて放送された『…
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大河ドラマ『青天を衝け』第4回「栄一、怒る」

 今回も、渋沢栄一を中心とする農村部の話と、徳川慶喜を中心とする「中央政界(ここまではおもに江戸で、たまに水戸)」の話の二部構成になっています。両者はまだ接続されておらず、前振り段階といった感じですが、栄一とすでに遭遇している平岡円四郎が慶喜に仕えることになり、今後話がつながることを予感させます。慶喜と円四郎との関係は割と丁寧に描かれま…
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大河ドラマ『青天を衝け』第3回「栄一、仕事はじめ」

 今回は、渋沢栄一が父親に連れられて江戸に行き、見聞を広めるとともに、後に栄一が世に出る契機を作った平岡円四郎と遭遇し、高島秋帆と再会するなど、今後の展開にとって重要な伏線が張られましたが、栄一単独で商談に赴いたとはいえ、まだ栄一の境遇が大きく変わったわけではなく、話が大きく動いたとまでは言えないでしょうか。今回も、栄一を中心とした農村…
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大河ドラマ『青天を衝け』第2回「栄一、踊る」

 今回も渋沢栄一の子供時代が描かれました。栄一の子供時代は、栄一の周囲の物語を中心に、徳川慶喜の周囲の物語も描くという構成になっています。この二重構成で、農村と中央政界とを描くという意図なのでしょう。この構成は栄一が慶喜に仕えるまで続きそうで、その後も、栄一は外国に行きますから、その間は慶喜を中心に幕末の国内情勢が描かれるのでしょう。こ…
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大河ドラマ『青天を衝け』第1回「栄一、目覚める」

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあり、例年より1ヶ月遅れて新作大河ドラマの放送が始まりました。主人公の渋沢栄一の一般的な知名度は、次の1万円札の肖像に起用されたこともあり、低いとまでは言えないとしても、本作の前後の大河ドラマの主人公である、西郷隆盛や明智光秀や徳川家康…
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大河ドラマ『麒麟がくる』の記事のまとめ

 大河ドラマ『麒麟がくる』が終了したので、関連記事をまとめました。 2020年の大河ドラマは明智光秀が主人公の『麒麟がくる』 https://sicambre.at.webry.info/201804/article_24.html 金子拓『信長家臣明智光秀』 https://sicambre.at.webry.info…
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大河ドラマ『麒麟がくる』全体的な感想

 本作は、重要人物である帰蝶役の沢尻エリカ氏が逮捕されて川口春奈氏が代役として起用され、撮り直しとなったため放送開始が遅れた上に、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のため収録が中断され、最終回が年明けにずれ込むなど、何とも不運な作品でした。本作は、織田信長・羽柴秀吉・徳川家康とい…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第44回(最終回)「本能寺の変」

 安土城に徳川家康を招いた宴の場で明智光秀(十兵衛)を折檻した織田信長は、饗応役を解かれますが、直後に信長は光秀を密かに呼び、光秀を折檻したのは家康を試したためで、接待役を指名してきた家康の増長を戒めるためだった、と光秀に説明します。信長はその後で光秀に、光秀が取次を務めている長宗我部を討伐する、と告げます。さらに信長は、備中高松で毛利…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第43回「闇に光る樹」

 1579年(西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)夏、明智光秀(十兵衛)は丹波全域を平定します。光秀は降伏してきた丹波の有力な国衆である波多野兄弟に助命を約束して安土城へと送りますが、織田信長は波多野兄弟を殺し、その首を塩漬けにして光秀に見せます。信長は光秀と細川藤孝の功績を称える一方、本願寺攻めに苦戦している佐久間信盛と毛…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第42回「離れゆく心」

 荒木村重が織田方から毛利方へと寝返ろうとし、羽柴秀吉と、娘の岸を荒木村重の息子に嫁がせている明智光秀(十兵衛)が説得に赴きますが、村重は翻意しません。光秀に何が不満なのか尋ねられた村重は、任された摂津への重い負担と、将軍の足利義昭への扱いが酷かったことを挙げます。争いの根本的な原因が義昭にあると考えた光秀は、備後の鞆の浦に義昭を訪ね、…
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再来年(2023年)の大河ドラマは徳川家康が主人公の『どうする家康』

 再来年(2023年)の大河ドラマは、徳川家康が主人公の『どうする家康』に決定した、報道とされました。主演は松本潤氏、脚本は古沢良太氏とのことです。再来年の大河ドラマは戦国時代が舞台になるだろう、とは予想していましたが(関連記事)、徳川家康が主人公とは予想していませんでした。古沢良太氏脚本の作品を視聴したことはありませんが、売れっ子の脚…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第41回「月にのぼる者」

 播磨への出陣を控えた羽柴秀吉が明智光秀(十兵衛)を訪ねてきます。光秀は秀吉に平蜘蛛の茶釜を見せ、織田信長に松永久秀と自分との見解および平蜘蛛の茶釜の件を密告したことに関して問い詰め、秀吉は光秀に平身低頭します。秀吉は、光秀に正体を暴かれてしまった忍びを殺します。光秀が安土城に信長を訪ねると、近衛前久がいました。前久は、自分の帰京をなか…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第40回「松永久秀の平蜘蛛」

 織田と本願寺との戦いは、途中に講和期間も挟みつつ、1570年(西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)以来続いていました。義昭が都から追放された後に織田信長に仕えるようになった松永久秀も本願寺との戦いに参陣していましたが、1577年、突如陣を引き払います。伊呂波太夫に呼ばれた明智光秀(十兵衛)は三条西実澄と会い、正親町天皇が光…
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再来年(2023年)の大河ドラマの予想

 そろそろ再来年(2023年)の大河ドラマが発表されそうなので、予想してみます。まず大前提として、2年連続で時代が重なることはあまりなく、多少重なったとしても舞台となる地域は異なる場合がほとんどのようだ、ということが挙げられます。来年は北条義時が主人公なので、いわゆる源平ものか鎌倉時代ものである可能性は除外して問題ないと思います。今年は…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第39回「本願寺を叩け」

 織田信長は、岐阜城を訪れた三条西実澄から、都にいてもっと朝廷に仕えるよう、促します。信長は、正親町天皇が蘭奢待を毛利に与えたことへの不満と、帝との距離感が以前よりも開いたことを率直に三条西実澄へ伝えます。織田は本願寺との戦いで大和守護の原田(塙)直政が討ち死にするなど苦境に追い込まれており、信長自身が出陣してきます。信長は原田の家臣に…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第38回「丹波攻略命令」

 坂本城に預けられている三淵藤英を切腹させるよう、織田信長は明智光秀(十兵衛)に命令します。藤英は紀州に逃げた足利義昭と連絡をとり、信長打倒計画を企てていました。光秀は信長に助命を嘆願しようとしますが、藤英は断り、切腹します。本願寺・三好の連合軍との戦いから戻った光秀を、斎藤利三が訪ねてきます。主君の稲葉一鉄(良通)を見限った利三は、光…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第37回「信長公と蘭奢待」

 武田信玄の西上もあり、織田信長を見限った足利義昭は、1573年(西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)3月、反信長の兵を挙げますが、武田軍は撤退を始め、朝倉と浅井の援軍も来ず、義昭は信長の命を受けた木下藤吉郎(豊臣秀吉)に捕らえられます。藤吉郎は光秀に、これからは我々の世だ、と言い放ちます。義昭に従った三淵藤英は、信長に従っ…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第36回「訣別」

 1572年(西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)冬、明智光秀(十兵衛)は三条西実澄に随行して参内します。実澄から光秀が随行してきたことを知らされた正親町天皇は光秀と御簾越しに話し、迷わずともに歩もうと考えた光秀は深く感激します。帰宅した光秀を、佐久間信盛・柴田勝家・木下藤吉郎(豊臣秀吉)が訪ねてきました。織田信長は、将軍の…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第35回「義昭、まよいの中で」

 1571年(西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)秋、比叡山延暦寺攻めの功績で織田信長から近江に領地を与えられた明智光秀(十兵衛)は、坂本に城を築いていました。木下藤吉郎(豊臣秀吉)は光秀を訪ね、信長の命を伝えます。信長は幕府の奉公衆を処罰してまで、天皇や公家の財政を安定させるよう、藤吉郎と光秀に命じていました。信長はすでに…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第34回「焼討ちの代償」

 1571年(西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)9月、織田信長は比叡山延暦寺を攻め、焼き討ちをかけますが、覚恕法親王は甲斐へ逃亡し、武田信玄を頼ります。明智光秀(十兵衛)は信長に、全員を殺せとの信長の命に叛いて女性と子供は逃した、と打ち明けます。信長は、他の者ならば殺すが、聞かなかったことにする、と言って、今後は皆殺しとす…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第33回「比叡山に棲む魔物」

 1570年(西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)後半、織田信長は南方の三好三人衆と本願寺、北方の比叡山延暦寺と朝倉と浅井に包囲され、窮地にありました。足利義昭は、畿内と周辺地域で戦いが治まらない苛立ちを摂津晴門にぶつけますが、摂津晴門はとぼけた対応でやり過ごします。明智光秀(十兵衛)は旧知である朝倉家臣の山崎吉家を頼って朝…
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