テーマ:政治

ワシントンDCの「黒人」と「白人」との間の平均余命の格差

 アメリカ合衆国ワシントンDCの「黒人」と「白人」との間の平均余命の格差に関する研究(Roberts et al., 2020)が公表されました。この研究は、1999~2017年の死亡数データを解析して、ワシントンDCの男性と女性の平均余命を算出し、さまざまな年齢層と3つの時期(2000年、2008年、2016年)について、「黒人」と「…
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虎ノ門ニュースでの有本香氏と小野寺まさる氏のアイヌに関するやり取り

 Twitterで検索していたら、以下のような発言を見つけました。 有本香「先住民である縄文系の日本人を北方から来た人達が侵略し、男達を中心に殺戮し女を残して混血していったのであれば、当然アイヌの人達には縄文のDNAが多く残っている」 小野寺まさる「この(縄文の)DNAは後天的に獲得したDNAであるのは間違いないと道庁も答えてい…
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イギリスにおける血液型への関心

 イギリスにおける血液型への関心について報道されました。イギリスの成人に血液型を尋ねたところ、「知らない」という回答が55%だった、とのことです。どの血液型なのか明示されていないのですが、ABO式血液型が発見された経緯に触れられているので、おそらくはABO式血液型なのでしょう。とくに若い世代で知らない割合が高く、18~24歳では81%で…
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東京都知事選結果

 一昨日(2020年7月5日)に投開票となった東京都知事選は、大手マスコミの事前の情勢調査通り、現職の小池百合子候補が圧勝しました。選挙期間中、マスメディアに有力候補として扱われることの多かった4人の得票数は、以下の通りとなります。()は得票率です。 小池百合子候補・・・3661371票(59.7%) 宇都宮健児候補・・・844…
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大隅洋『日本人のためのイスラエル入門』

 ちくま新書の一冊として、筑摩書房より2020年3月に刊行されました。本書は現代イスラエルの多面的側面を一般層向けに分かりやすく解説しています。日本に限らないでしょうが、イスラエルへの印象は政治的信条に基づくものになりがちで、イスラエルに対してひじょうに悪い印象を抱いている人は少なくないかもしれません。それは、反ユダヤ主義的側面もあるで…
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Emmanuel Todd『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告』第2刷

 エマニュエル・トッド(Emmanuel Todd)著、堀茂樹訳で、文春新書の一冊として、文藝春秋社から2015年6月に刊行されました。第1刷の刊行は2015年5月です。本書は著者への複数のインタビューで構成されており、本書自体すでに5年近く前の刊行と古いのに、インタビューは2011年11月から2014年8月までのものですから、今になっ…
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益尾知佐子『中国の行動原理 国内潮流が決める国際関係』

 中公新書の一冊として、中央公論新社から2019年11月に刊行されました。本書は、中国の対外行動(国際関係)が、国内の政治潮流、さらに根本的には中国の社会構造に規定される、と論じます。その社会構造とは外婚制共同体家族で、家父長が家族に対して強い権威を有します。息子たちは家父長に服従し、家父長の地位を継承すべく兄弟たちと激しく競争します。…
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保阪正康『昭和の怪物 七つの謎』第3刷

 講談社現代新書の一冊として、講談社より2018年7月に刊行されました。第1刷の刊行は2018年7月です。本書は、昭和時代の「怪物」とそれにまつわる「謎」を取り上げています。具体的には、東條英機は何に脅えていたのか(第1章)、石原莞爾は東條暗殺計画を知っていたのか(第2章)、石原莞爾の「世界最終戦論」とは何だったのか(第3章)、犬養毅は…
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加藤徹『西太后 大清帝国最後の光芒』

 中公新書の一冊として、中央公論新社から2005年9月に刊行されました。本書は西太后の伝記ですが、西太后を広く中国史の文脈に位置づけているのが特徴です。本書は2005年刊行ですから、その後の研究の進展により訂正されるべきところもあるかもしれませんが、日本語で読める手頃な西太后の伝記としては、今でも優れているのではないか、と思います。日本…
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井上寿一『論点別昭和史 戦争への道』

 講談社現代新書の一冊として、講談社より2019年11月に刊行されました。本書は、10の視点での敗戦までの昭和史(1926~1945年)です。それぞれ、天皇(なぜ立憲君主が「聖断」を下したのか)、女性(戦争に反対したのか協力したのか)、メディア(新聞・ラジオに戦争責任はなかったのか)、経済(先進国か後進国か)、格差(誰が「贅沢は敵だ」を…
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村井良太『佐藤栄作 戦後日本の政治指導者』

 中公新書の一冊として、中央公論新社から2019年12月に刊行されました。本書は、日本の首相として連続在職日数の最長記録を有する佐藤栄作(2020年8月には佐藤栄作の姪孫である安倍晋三首相がこの記録を抜くかもしれませんが)の伝記で、誕生から政治家になる前までに1章、政治家になってから首相に就任する前までに2章、首相時代に3章、首相退任後…
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山内昌之、細谷雄一編『日本近現代史講義 成功と失敗の歴史に学ぶ』

 中公新書の一冊として、中央公論新社から2019年8月に刊行されました。以下、本書で提示された興味深い見解について備忘録的に述べていきます。 序章●山内昌之「令和から見た日本近現代史 ヘロドトスの「悪意」から劉知幾の「公平」へ」P3~29  近現代日本の起点として、徳川家康による江戸幕府開設が「日本1.0」として高く評価…
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牧野雅彦『ヴェルサイユ条約 マックス・ウェーバーとドイツの講和』

 中公新書の一冊として、中央公論新社から2009年1月に刊行されました。本書は、ドイツ視点からのヴェルサイユ条約締結へと至る交渉史ですが、副題にあるように、ウェーバーの言説と関与を取り上げることで、ヴェルサイユ条約の意義をより深く分析するとともに、外交における大きな転機となった第一次世界大戦末期から直後の世界的思潮を掘り下げています。「…
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20世紀を駆け抜けたフェミニスト田中寿美子さん

 検索していて見つけた、表題の記事が興味深かったので、以下に備忘録として引用します(段落ごとに1行空けました)。  田中さんの前半生、特に1945年の敗戦までは、夫稔男に導かれて社会主義活動家としての人生だった。戦前から戦後にかけて、女性史・女性論に取り組んだ女性たちのほとんどが、社会主義婦人論をベースに、物事を考え、運動にコ…
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皇位男系継承を「日本の存亡に関わる問題」とする竹内久美子氏の認識はある意味で正しい

 「皇統の男系男子継承の深い意味」と題する竹内久美子氏の記事が公開され、それなりに話題になっているというか、嘲笑されているようです。とくに嘲笑の対象になっているのは、皇位継承を「日本の存亡に関わる問題」としているところのようですが、竹内氏の認識はある意味で正しいと思います。似たような認識として、「女系(他系)継承を認めたら、日本は、終わ…
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飯山陽『イスラム2.0 SNSが変えた1400年の宗教観』

 河出書の一冊として、河出書房新社から2019年11月に刊行されました。本書の「イスラム2.0」とは、イスラム教をめぐる新たな状況を意味します。その契機となったのがグローバル化の進展とインターネットの普及で、それ以前が「イスラム1.0」とされます。「イスラム1.0」、つまりイスラム教の始まりから20世紀末まで、イスラム教徒の大半は知識層…
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中曽根康弘元首相死去

 中曽根康弘元首相が今日(2019年11月29日)101歳で亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。中曽根氏は私が小中学生の頃の首相で、政治に関心を抱き始めて間もなくの頃に首相に就任したため、私にとっては強く印象に残っている政治家でした。各報道ではアメリカ合衆国のレーガン大統領(当時)との蜜月関係が指摘されていますが、中曽根政権期は、…
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中国に拘束されていた北海道大学の岩谷将教授が解放される(追記有)

 中国に拘束されていた北海道大学の岩谷将教授が解放され帰国した、と報道されました。この件は気になっていたので、ひとまず安心しました。この件については先日取り上げましたが(関連記事)、中国研究者の懸念が杞憂ではなかったことを示唆する報道になっています。中国外務省の耿爽副報道局長によると、今年(2019年)9月8日、岩谷氏は宿泊先のホテルで…
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中国「教授拘束事件」の意味…内外の研究者に及ぶ管理・統制(追記有)

 表題の記事が公開されました。先々月(2019年9月)、中国で日本の国立大学教授が拘束された事件については当ブログでも言及しましたが(関連記事)、川島真氏の表題の記事は、この事件が深刻な意味を有するものである可能性を指摘しており、たいへん注目されます。この事件が「衝撃」だった理由として、川島氏は経緯・専門・準公務員とも言うべき国立大教授…
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女系(他系)継承を認めたら、日本は、終わります

 表題の発言は半年ほど前(2019年5月10日)のもので、以下に全文を引用します。 女系(他系)継承を認めたら、日本は、終わります。 身を挺して歴代の天皇や、特に女性天皇が死守してきた皇統が、何者かに乗っ取られるのです。 征服者にとっては、それが始まりなのでしょうけどね。  この発言を嘲笑する人は多いかもしれませんが、重…
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皇位継承の根拠をY染色体とする言説について、竹内久美子氏より有本香氏の見解の方がずっとまとも

 現行法では、悠仁親王に息子がいなければ将来皇位継承者が不在になるため、皇位継承への関心が以前よりも高まっているように思います。そうした中で、皇位継承の根拠をY染色体とする言説が支持を拡大しているように見えます。そうした言説の古株とも言える竹内久美子氏は、 神武天皇のY染色体です。男しか持たない性染色体Yは、父から息子へ純粋に受け…
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数年後に中国人がノーベル賞取りまくるのはほぼ確実なんだよ

 表題の発言がTwitterで話題になっているようです。全文を引用すると、 数年後に中国人がノーベル賞取りまくるのはほぼ確実なんだよ 論文投稿サイトすら知らない一般人は「中国人は真似ばかり」とか言うけど、いつまで中国を科学力の低い国だと思ってんだろ とっくに追い越されてるんですけど となります。ノーベル賞では業績から受賞…
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現代日本社会の特徴をよく表している発言

 Twitterにて、現代日本社会の特徴をよく表していると思う発言を見かけました。以下に全文を引用します。 俺ちまたではネトウヨとか言われてんだけどね、わかるっしょ、ネトウヨになる理由が。海外のあまりにもひどい配送、病院、学校、運用、契約書無視、誠意皆無対応なんかに毎日毎日毎日触れてるとそうなっちまうんだよ!! 日本のサービスは真…
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伊藤之雄『大隈重信』上・下

 中公新書の一冊として、中央公論新社から2019年7月に刊行されました。大隈重信は83歳まで生き、若き日より政治の場で活躍し、76歳で首相に就任し(第二次大隈内閣)、78歳まで務めただけに、取り上げるべき事柄は多く、新書で取り上げるとなると、過不足なく適切にその事績を叙述するのはなかなか難しいと思います。本書は新書としては大部の上下2巻…
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同じアジア人を差別する輩は絶対に許さねえ

 表題の古谷経衡氏の発言がTwitterで注目されているようです。全文を引用すると、 俺は反米右翼の民族保守だ。と同時にアジア主義者だ。同じアジア人を差別する輩は絶対に許さねえ。アジア国家の政権批判は全然良い。だが同じアジア人へのいわれなき差別は絶対に許さん。 となります。差別は誰が相手であろうとよくない、ということくらいは…
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中国で「反日」デモが下火になった理由

 近年、中国での大規模な「反日」デモは報道されていないと記憶していますが、その理由について興味深い見解が掲載されていたので、以下に引用します。 このような過激な「愛国」行動を見て常に思うのは、ではなぜ彼らは日本や欧州、オーストラリアではなく、北京や上海など自国でやらないのか、ということだ。2000年代から2012年にかけて、中国で…
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私はアジア人と呼ばれる事に抵抗がある

 表題の発言をTwitterで見かけました。全文を引用すると、 私はアジア人と呼ばれる事に抵抗がある。私は日本人だ。中国人や朝鮮人と同じグループの一員ではない。それではドイツ人やフランス人をあまり好まないイタリア人はヨーロッパ人か?なぜ無知な西洋人の都合に合わせる?私はいつも「いや、違う。日本人だ!」と大声で答えてやる。 と…
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中国史の画期についての整理

 画期という観点から、一度短く中国史を整理してみます。そもそも、「中国」とはどの範囲を指すのか、どのように範囲は変遷してきたのか、という大きな問題があります。また、この記事では更新世における人類の出現以降を扱いますが、もちろん、更新世に「中国」という地域区分を設定することは妥当ではありません。考えていくと大きな問題を多数抱えているわけで…
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2002年狂気のワールドカップを覚えてる

 メモ帳を整理していたら、表題の発言を参考用として残していたことに気づきました。もう1年半以上の発言ですが、以下に引用します。 2002年狂気のワールドカップを覚えてる。「別に韓国戦見るつもりない」「あの判定はおかしかった」と言ったら「お前韓国人じゃないのか?」とどれだけ叩かれたことか。 それ以来サッカーに完全に興味を失って…
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遺伝学および考古学と「極右」

 遺伝学および考古学と「極右」に関する研究(Hakenbeck., 2019)が公表されました。この研究はオンライン版での先行公開となります。遺伝学は人類集団の形成史の解明に大きな役割を果たしてきました。とくに近年では、古代DNA研究が飛躍的に発展したことにより、じゅうらいよりもずっと詳しく人類集団の形成史が明らかになってきました。古代…
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