テーマ:政治

皇位男系継承を「日本の存亡に関わる問題」とする竹内久美子氏の認識はある意味で正しい

 「皇統の男系男子継承の深い意味」と題する竹内久美子氏の記事が公開され、それなりに話題になっているというか、嘲笑されているようです。とくに嘲笑の対象になっているのは、皇位継承を「日本の存亡に関わる問題」としているところのようですが、竹内氏の認識はある意味で正しいと思います。似たような認識として、「女系(他系)継承を認めたら、日本は、終わ…
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飯山陽『イスラム2.0 SNSが変えた1400年の宗教観』

 河出書の一冊として、河出書房新社から2019年11月に刊行されました。本書の「イスラム2.0」とは、イスラム教をめぐる新たな状況を意味します。その契機となったのがグローバル化の進展とインターネットの普及で、それ以前が「イスラム1.0」とされます。「イスラム1.0」、つまりイスラム教の始まりから20世紀末まで、イスラム教徒の大半は知識層…
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中曽根康弘元首相死去

 中曽根康弘元首相が今日(2019年11月29日)101歳で亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。中曽根氏は私が小中学生の頃の首相で、政治に関心を抱き始めて間もなくの頃に首相に就任したため、私にとっては強く印象に残っている政治家でした。各報道ではアメリカ合衆国のレーガン大統領(当時)との蜜月関係が指摘されていますが、中曽根政権期は、…
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中国に拘束されていた北海道大学の岩谷将教授が解放される(追記有)

 中国に拘束されていた北海道大学の岩谷将教授が解放され帰国した、と報道されました。この件は気になっていたので、ひとまず安心しました。この件については先日取り上げましたが(関連記事)、中国研究者の懸念が杞憂ではなかったことを示唆する報道になっています。中国外務省の耿爽副報道局長によると、今年(2019年)9月8日、岩谷氏は宿泊先のホテルで…
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中国「教授拘束事件」の意味…内外の研究者に及ぶ管理・統制(追記有)

 表題の記事が公開されました。先々月(2019年9月)、中国で日本の国立大学教授が拘束された事件については当ブログでも言及しましたが(関連記事)、川島真氏の表題の記事は、この事件が深刻な意味を有するものである可能性を指摘しており、たいへん注目されます。この事件が「衝撃」だった理由として、川島氏は経緯・専門・準公務員とも言うべき国立大教授…
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女系(他系)継承を認めたら、日本は、終わります

 表題の発言は半年ほど前(2019年5月10日)のもので、以下に全文を引用します。 女系(他系)継承を認めたら、日本は、終わります。 身を挺して歴代の天皇や、特に女性天皇が死守してきた皇統が、何者かに乗っ取られるのです。 征服者にとっては、それが始まりなのでしょうけどね。  この発言を嘲笑する人は多いかもしれませんが、重…
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皇位継承の根拠をY染色体とする言説について、竹内久美子氏より有本香氏の見解の方がずっとまとも

 現行法では、悠仁親王に息子がいなければ将来皇位継承者が不在になるため、皇位継承への関心が以前よりも高まっているように思います。そうした中で、皇位継承の根拠をY染色体とする言説が支持を拡大しているように見えます。そうした言説の古株とも言える竹内久美子氏は、 神武天皇のY染色体です。男しか持たない性染色体Yは、父から息子へ純粋に受け…
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数年後に中国人がノーベル賞取りまくるのはほぼ確実なんだよ

 表題の発言がTwitterで話題になっているようです。全文を引用すると、 数年後に中国人がノーベル賞取りまくるのはほぼ確実なんだよ 論文投稿サイトすら知らない一般人は「中国人は真似ばかり」とか言うけど、いつまで中国を科学力の低い国だと思ってんだろ とっくに追い越されてるんですけど となります。ノーベル賞では業績から受賞…
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現代日本社会の特徴をよく表している発言

 Twitterにて、現代日本社会の特徴をよく表していると思う発言を見かけました。以下に全文を引用します。 俺ちまたではネトウヨとか言われてんだけどね、わかるっしょ、ネトウヨになる理由が。海外のあまりにもひどい配送、病院、学校、運用、契約書無視、誠意皆無対応なんかに毎日毎日毎日触れてるとそうなっちまうんだよ!! 日本のサービスは真…
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伊藤之雄『大隈重信』上・下

 中公新書の一冊として、中央公論新社から2019年7月に刊行されました。大隈重信は83歳まで生き、若き日より政治の場で活躍し、76歳で首相に就任し(第二次大隈内閣)、78歳まで務めただけに、取り上げるべき事柄は多く、新書で取り上げるとなると、過不足なく適切にその事績を叙述するのはなかなか難しいと思います。本書は新書としては大部の上下2巻…
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同じアジア人を差別する輩は絶対に許さねえ

 表題の古谷経衡氏の発言がTwitterで注目されているようです。全文を引用すると、 俺は反米右翼の民族保守だ。と同時にアジア主義者だ。同じアジア人を差別する輩は絶対に許さねえ。アジア国家の政権批判は全然良い。だが同じアジア人へのいわれなき差別は絶対に許さん。 となります。差別は誰が相手であろうとよくない、ということくらいは…
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中国で「反日」デモが下火になった理由

 近年、中国での大規模な「反日」デモは報道されていないと記憶していますが、その理由について興味深い見解が掲載されていたので、以下に引用します。 このような過激な「愛国」行動を見て常に思うのは、ではなぜ彼らは日本や欧州、オーストラリアではなく、北京や上海など自国でやらないのか、ということだ。2000年代から2012年にかけて、中国で…
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私はアジア人と呼ばれる事に抵抗がある

 表題の発言をTwitterで見かけました。全文を引用すると、 私はアジア人と呼ばれる事に抵抗がある。私は日本人だ。中国人や朝鮮人と同じグループの一員ではない。それではドイツ人やフランス人をあまり好まないイタリア人はヨーロッパ人か?なぜ無知な西洋人の都合に合わせる?私はいつも「いや、違う。日本人だ!」と大声で答えてやる。 と…
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中国史の画期についての整理

 画期という観点から、一度短く中国史を整理してみます。そもそも、「中国」とはどの範囲を指すのか、どのように範囲は変遷してきたのか、という大きな問題があります。また、この記事では更新世における人類の出現以降を扱いますが、もちろん、更新世に「中国」という地域区分を設定することは妥当ではありません。考えていくと大きな問題を多数抱えているわけで…
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2002年狂気のワールドカップを覚えてる

 メモ帳を整理していたら、表題の発言を参考用として残していたことに気づきました。もう1年半以上の発言ですが、以下に引用します。 2002年狂気のワールドカップを覚えてる。「別に韓国戦見るつもりない」「あの判定はおかしかった」と言ったら「お前韓国人じゃないのか?」とどれだけ叩かれたことか。 それ以来サッカーに完全に興味を失って…
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遺伝学および考古学と「極右」

 遺伝学および考古学と「極右」に関する研究(Hakenbeck., 2019)が公表されました。この研究はオンライン版での先行公開となります。遺伝学は人類集団の形成史の解明に大きな役割を果たしてきました。とくに近年では、古代DNA研究が飛躍的に発展したことにより、じゅうらいよりもずっと詳しく人類集団の形成史が明らかになってきました。古代…
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今上陛下と先祖が同じ方は皆皇族です

 Twitterで、表題の発言への批判を見かけました。まず元の発言は 旧、元という表現に気を付けるべきだと思います。例えば「旧皇族」です。皇族は血統です。離れても、今上陛下と先祖が同じ方は皆皇族です。事実上、GHQの強制であったいわゆる「皇籍離脱」は書類上の話であり、血の繋がりに関係ありません。しかも占領後は無効にできます。だから…
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遺伝的近縁性と親近感

 遺伝的近縁性と親近感に関して考えさせられる発言をTwitterで見かけました。以下に引用します。 日本人のDNAのゲノムを調べれば、誰もが半島にゆかりがあることがわかる。それなのにヒステリックに嫌韓に走る人の気が知れない。屈折した自己嫌悪だ。  現代日本人は遺伝的には、北海道のアイヌ、本州・四国・九州を中心とする「本土」、…
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皇室の生存戦略

 今年(2019年)5月1日に天皇の代替わりがありました。それ以降、新天皇の徳仁氏とその妻である皇后の雅子氏を称賛する記事が増えてきたように思います。天皇夫妻を称賛するサイトの中には、秋篠宮家にたいする批判・中傷(というのは私の判断ですが)・嘲笑に熱心なところもあります。そのようなサイトは、雅子氏もしくは天皇夫妻のファンか、雅子氏ファン…
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日韓「半島外交」失敗の歴史で見える「中臣鎌足」の正体

 表題の記事が記事されました。ヤフーに転載されており、コメントも公開されています。日本(ヤマト政権)は古代において狡猾な百済に何度も煮え湯を飲まされ、海外の工作員たちにつけ込まれて外交に失敗し、大国の唐を相手に無謀な戦いを挑んで大敗し、滅亡の危機に追い込まれてしまった、現代でもさまざまな国のロビー活動や「工作」に警戒しなければならない、…
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大木毅『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』

 岩波新書(赤版)の一冊として、岩波書店より2019年7月に刊行されました。本書は独ソ戦の一般向け概説となりますが、戦況の推移や軍部指導層の思惑や兵器についてのみ取り上げた「狭義の軍事史」ではなく、「絶滅戦争」とも言われる独ソ戦のイデオロギー的性格や、当時の独ソ両国の政治状況も重視しており、独ソ戦を広い視野から位置づけています。独ソ戦に…
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人種差別的な「科学的研究」の批判

 人種差別的な「科学的研究」を批判したサイニ(Angela Saini)氏の書評(Saini., 2019)が公表されました。サイニ氏が取り上げたのは、エヴァンス(Gavin Evans)氏の著書『Skin Deep: Journeys in the Divisive Science of Race』です。エヴァンス氏は南アフリカ共和国…
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参院選結果

 各党の確定議席数は以下の通りで、()は公示前の改選議席数です。 自民党:57(68) 立憲民主党:17(15) 公明党:14(11) 日本維新の会:10(7) 共産党:7(8) 国民民主党:6(8) 社会民主党:(1) 無所属・その他:11(5)  この結果、各党の参議院での議席数は以下の通りとなりました…
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近代日本において成果をあげた反進化論

 やや古く、地域的に偏りがありますが、2006年に公表された調査(Miller et al., 2006)では、現代日本社会において進化を肯定する割合は78%で、世界でもかなり肯定的な割合の高い国とされています。キリスト教の弱い日本社会では、当初より進化の概念に対する否定的な反応は少なく、順調に受け入れられていった、との認識は現代日本社…
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1970年代に社会主義への道を批判した市井人

 表題の記事を読みましたが、なかなか興味深い内容でした。この記事が取り上げている中村隆承氏は、おそらく有名ではなく、失礼ながら私も知りませんでしたが、優れた見識の持ち主だったようです。中村氏は1983年に49歳という若さで亡くなり、翌年『中村隆承遺稿集』が家族により自費出版されたそうです。インターネットの普及した現在なら、優れた見識を有…
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自然災害による世界の輸送インフラの被害額の評価

 自然災害による世界の輸送インフラの被害額の評価に関する研究(Koks et al., 2019)が公表されました。この研究は、世界の道路および鉄道の資産データとハザードマップを用いて、世界の輸送インフラが、熱帯性低気圧、地震、陸面氾濫による洪水、河川の氾濫による洪水、沿岸洪水などの自然災害にどれほど曝されており、これらの自然災害がどれ…
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朝日新聞のベネズエラ情勢報道

 昨日(2019年6月3日)付の朝日新聞朝刊には、ベネズエラ情勢に関する特集的な記事が掲載されていました。チャベス政権の電力相への取材記事も掲載されていて、なかなか読みごたえがありました。ざっと読んで改めて思ったのは、現在のベネズエラの惨状はチャベス政権およびその後継としての現在のマドゥロ政権に責任があるものの、それはベネズエラ社会に根…
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天安門事件から30年

 今年(2019年)は天安門事件から30年ということで、日本の新聞でも天安門事件について例年より大きく取り上げられているように思います。天安門事件についてよく想起するのは、劉暁波氏にノーベル平和賞が授与されると決定した時に当ブログで取り上げた(関連記事)、あるブログ記事の、中国の民主化運動にたいする以下のようなコメントです。 でも…
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アメリカ大陸の人類史をめぐる政治的対立

 学問も人間の営みである以上、その政治性が問題となることは避けられませんが、もちろん、分野によりその程度はかなり異なります。歴史学は政治的議論と関わりやすい分野でしょうが、古人類学も例外ではありません。とくにアメリカ大陸に関しては、激しい政治的議論が続けられてきました。論点の一つは「最初のアメリカ人」です。世界最大の経済・軍事規模を誇り…
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中国における朝鮮人女性性奴隷疑惑

 中華人民共和国において朝鮮民主主義人民共和国の女性数千人が性労働者として強制的に働かされている、との報告書の公表について報道されました。ロンドンに本部のあるコリア・フューチャー・イニシアティヴという人権団体が調査したそうです。もちろん、これがどこまで正確な調査なのか、という問題はありますし、謀略を主張する人は日本でもいるでしょうが、現…
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